令和5年度 春期 午前 問18
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仮想記憶方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アLRU アルゴリズムは,使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
- イアドレス変換をインデックス方式で行う場合は,主記憶に存在する全ページ分のページテーブルが必要になる。
- ウページフォールトが発生した場合は,ガーベジコレクションが必要である。
- エページングが繰り返されるうちに多数の小さな空きメモリ領域が発生することを,フラグメンテーションという。
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✓ これが正解アLRU アルゴリズムは,使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
解説
使用後の経過が最長のページを選ぶ方式です。
設問は、仮想記憶方式に関する記述のうち適切なものを四つから選ばせています。見分けの軸は、その記述が仮想記憶のどの層の話をしているか、という一点です。層は大きく三つに分かれます。どのページを追い出すかという置換えの層、仮想アドレスを実アドレスへ直すアドレス変換の層、そして領域そのものを管理する層です。正解にあたるのは置換えの層の記述です。LRUは最後に使われてから最も時間がたったものを指す語ですから、使用後の経過時間が最長のページを置換の対象とすると述べたものが、定義そのものになります。直前によく使ったページはこれからも使われやすい、という参照の局所性を前提にした考え方です。層で切って読むと、残りの記述がどこかで層をまたいでいることに気づけます。置換え、アドレス変換、領域の管理という三つの引き出しを先に開いてから記述を読むと、この形の問題は速く片づきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イアドレス変換をインデックス方式で行う場合…:アドレス変換をインデックス方式で行う場合は、主記憶に存在する全ページ分のページテーブルが必要になるという記述です。実際に必要なのは仮想記憶空間の全ページ分で、主記憶に載っていないページも表に持たなければ、そのページが今どこにあるかを答えられません。
- ウページフォールトが発生した場合は,ガーベ…:ページフォールトが発生した場合はガーベジコレクションが必要である、という記述です。前者は参照したページを補助記憶から読み込む話、後者は使われなくなった動的な領域を回収する話で、そもそも働く層が違います。
- エページングが繰り返されるうちに多数の小さ…:ページングが繰り返されるうちに多数の小さな空きメモリ領域が発生することをフラグメンテーションという、という記述です。ページングは主記憶を同じ大きさの枠に区切るので、どの空き枠にもページが収まり、その現象は生じません。
この問題の用語
- アルゴリズム問題を解くための、決まった手順や考え方そのものです。同じ問題でも手順によって、処理にかかる時間や必要な記憶量が変わります。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問18
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