令和元年度 秋期 午前 問36
ネットワーク
拡張ヘッダに関する問題
IPv6 において,拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。
- アURL フィルタリング機能
- イ暗号化通信機能
- ウ情報漏えい検知機能
- エマルウェア検知機能
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✓ これが正解イ暗号化通信機能
解説
後ろへ足していく拡張ヘッダに、暗号のための欄が用意されています。
IPv6 では、基本ヘッダが簡素に整えられました。必要な追加の情報は、後ろへ数珠つなぎに足していく形になります。この足していく枠が、拡張ヘッダと呼ばれるものです。拡張ヘッダには種類があり、経路を指定するものや分割に関わるものがあります。その中に、中身を守るための欄も用意されています。相手を確かめる欄と、中身を読めなくする欄の二つです。後者を使うと、通信の中身が暗号として運ばれます。つまり、暗号のやり取りが仕組みそのものに組み込まれています。URL を見て通してよいかを判断する働きとは別です。中身が漏れていないかを見張る働きも、拡張ヘッダの役目ではありません。マルウェアが紛れていないかを調べる働きも同じです。拡張ヘッダが担うのは、運ぶ途中で守ることだけになります。守る場所と守り方で、四つは割れます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アURL フィルタリング機能:見に行く先の URL を見て、通してよいかを判断すると述べています。これは中継する装置や別の仕組みが受け持つ働きです。IPv6 に組み込まれた拡張ヘッダの役目ではありません。守る場所そのものが違っています。内容を見て選り分ける側の話です。
- ウ情報漏えい検知機能:中身が外へ漏れていないかを見つけると述べています。流れていく中身を調べて、危ないものを探す働きです。拡張ヘッダは運ぶ途中で守る役目を持つだけになります。調べて見つける働きまでは含みません。監視の仕組みが別に必要です。
- エマルウェア検知機能:マルウェアが紛れていないかを調べると述べています。こちらも、中身を検める側の働きです。拡張ヘッダが用意しているのは、相手の確認と中身の秘匿になります。検める役目は、別に用意された仕組みが担います。守り方の種類が違います。
この問題の用語
- URLインターネット上の場所を表す住所の文字列です。指したページがサーバに無いときは、404という番号のエラーが返ります。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
- 情報漏えい守るべき情報が、許されていない相手の手に渡ってしまうこと。故意の持ち出しだけでなく、紛失や誤送信でも起こります。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問36
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問42:CSPMに関する問題(情報漏えい)
- 令和7年度 秋期 午前 問36:"エクスプロイト"に該当する行為(マルウェア)
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