平成28年度 春期 午前 問46
開発技術
保守性に影響するもの
ソフトウェアの品質特性のうちの保守性に影響するものはどれか。
- アソフトウェアが,特定の作業に特定の利用条件でどのように利用できるかを利用者が理解しやすいかどうか。
- イソフトウェアにある欠陥の診断又は故障原因の追究,及びソフトウェアの修正箇所を識別しやすいかどうか。
- ウソフトウェアに潜在する障害の結果として生じる故障が発生しやすいかどうか。
- エソフトウェアの機能を実行する際に,資源の量及び資源の種類を適切に使用するかどうか。
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✓ これが正解イソフトウェアにある欠陥の診断又は故障原因の追究,及びソフトウェアの修正箇所を識別しやすいかどうか。
解説
どこが悪いかを突き止めやすいかは保守性の一面です。
ソフトウェアの品質特性は、機能性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性という六つの側面で整理されます。この六つは旧来の JIS X 0129-1 の区分で、後継の JIS X 25010 では区分が改められています。この設問は、示された記述がそのどれを述べているかを見分けさせるものです。保守性は、出来上がったものを直す人から見た扱いやすさを表します。その中身はさらに分かれており、どこが悪いのかを突き止めやすいかを表す解析性はその一つです。設問の記述のうち、欠陥の診断や故障原因の追究、そして修正箇所を識別しやすいかどうかを問うものは、この解析性の説明にそのまま重なります。目印になるのは、診断、原因の追究、修正箇所という言葉が三つ並んでいることです。どれも直す側の立場から出てくる言葉だからです。残る三つの記述は、それぞれ別の側面の定義にあたります。見分けたいときは、その記述が誰の立場から書かれているかを読むと早く決まります。直す人が困らないかを述べているものが、この設問の答えにあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アソフトウェアが,特定の作業に特定の利用条…:特定の作業や利用条件でどのように利用できるかを利用者が理解しやすいか、という記述です。主語が利用者になっているとおり、使いやすさの側面である使用性に属します。
- ウソフトウェアに潜在する障害の結果として生…:潜在する障害の結果として生じる故障が発生しやすいかどうか、という記述です。決められた条件のもとで動き続けられるかを見ているので、信頼性の側面にあたります。
- エソフトウェアの機能を実行する際に,資源の…:機能を実行する際に、資源の量および資源の種類を適切に使用するかどうか、という記述です。資源をどれだけ費やすかという観点なので、効率性の側面として整理されます。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46
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