平成27年度 春期 午前 問22
基礎理論
真理値表に示す3入力多数決回路
真理値表に示す 3 入力多数決回路はどれか。
〔真理値表〕
入力 出力
A B C | Y
0 0 0 | 0
0 0 1 | 0
0 1 0 | 0
0 1 1 | 1
1 0 0 | 0
1 0 1 | 1
1 1 0 | 1
1 1 1 | 1
〔選択肢の4つの回路〕(いずれも入力は A・B・C,出力は Y)
4 つとも骨組みは同じ ── 前段に3つの素子(上から A と B / B と C / C と A)を置き,
上2つの出力を1つの素子でまとめ,その出力と3つ目の出力を最終段の素子に入れて Y。
⇒ 違うのは【前段の素子の種類】と【後段2つの素子の種類】だけ。
ア 前段 = [AND]×3 / 後段 = [OR]→[OR]
⇒ Y = A・B + B・C + C・A
イ 前段 = [XOR]×3 / 後段 = [OR]→[OR]
⇒ Y = (A⊕B) + (B⊕C) + (C⊕A)
ウ 前段 = [OR]×3 / 後段 = [AND]→[NAND]
⇒ Y =  ̄((A+B)・(B+C)・(C+A))
エ 前段 = [XOR]×3 / 後段 = [AND]→[NAND]
⇒ Y =  ̄((A⊕B)・(B⊕C)・(C⊕A))- ア(AND 3つ + OR でまとめる / Y = A・B + B・C + C・A)
- イ(XOR 3つ + OR でまとめる / Y = (A⊕B) + (B⊕C) + (C⊕A))
- ウ(OR 3つ + AND でまとめ NAND で出す / Y =  ̄((A+B)・(B+C)・(C+A)))
- エ(XOR 3つ + AND でまとめ NAND で出す / Y =  ̄((A⊕B)・(B⊕C)・(C⊕A)))
答えと解説を見る
✓ これが正解ア(AND 3つ + OR でまとめる / Y = A・B + B・C + C・A)
解説
積を三つ作って、論理和でまとめる回路です。
設問は、真理値表に示された3入力多数決回路を選ばせています。四つの回路は骨組みが同じで、前段に置く素子の種類と後段のまとめ方だけが違いますから、比べるのは図の形ではなく式です。多数決とは、3本の入力のうち1が2本以上あれば出力が1になるということです。真理値表で出力が1になるのは入力が011、101、110、111の四通りで、どれも1が2本以上ですから、この表は多数決そのものです。2本以上が1であるということは、どれか2本の組が両方1であるということですから、式はA・B+B・C+C・Aと書けます。つまり二つずつの論理積を三つ作り、それらを論理和で結ぶ形です。よって前段が論理積で、後段が論理和で束ねられている回路が当てはまります。式を作ったら8通りすべてに当てて確かめます。000から111まで順に代入すると出力は0、0、0、1、0、1、1、1となり、表と一致します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ(XOR 3つ + OR でまとめる /…:前段に排他的論理和を置き、後段を論理和で束ねた形です。3本がそろって1のときは前段の出力が三つとも0になり、束ねた結果も0に落ちます。真理値表の同じ行は1を求めています。
- ウ(OR 3つ + AND でまとめ NA…:前段を論理和にして、最後に否定論理積を通す形です。3本とも1のときは前段が三つとも1となり、束ねた1を否定して0が出ます。ここでも表が求めている値と食い違います。
- エ(XOR 3つ + AND でまとめ N…:排他的論理和と否定論理積を組み合わせた形です。3本とも0のときは前段が三つとも0で、束ねた0を否定して1を出してしまいます。表では入力がすべて0なら出力も0と定められています。
この問題の用語
- OR数学の手法を使って、いくつかの案から最も有利なものを選ぶ考え方です。期待される費用や利益を計算して比べるときに使います。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問22(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問22:論理積に関する問題(OR)
- 令和5年度 秋期 午前 問23:真理値表に示す3入力多数決回路(OR)
- 令和5年度 春期 午前 問1:論理積に関する問題(OR)
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