平成27年度 春期 午前 問17
ソフトウェア
ラウンドロビン方式の説明
プロセスのスケジューリングに関する記述のうち,ラウンドロビン方式の説明として,適切なものはどれか。
- ア各プロセスに優先度が付けられていて,後に到着してもプロセスの優先度が実行中のプロセスよりも高ければ,実行中のものを中断し,到着プロセスを実行する。
- イ各プロセスに優先度が付けられていて,イベントの発生を契機に,その時点で最高優先度のプロセスを実行する。
- ウ各プロセスの処理時間に比例して,プロセスのタイムクウォンタムを変更する。
- エ各プロセスを待ち行列の順にタイムクウォンタムずつ実行し,終了しないときは待ち行列の最後につなぐ。
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✓ これが正解エ各プロセスを待ち行列の順にタイムクウォンタムずつ実行し,終了しないときは待ち行列の最後につなぐ。
解説
待ち行列の順に、決まった持ち時間ずつ回します。
設問は、プロセスのスケジューリングのうち、ラウンドロビン方式の説明を選ばせています。この語は順番に回すという意味で、次に誰を動かすかを順番だけで決めるところに特徴があります。ですから、読み分ける軸は二つです。選ぶ基準が順番か優先度か、そして一回に与える持ち時間が一定か、相手によって変わるかです。当てはまるのは、待ち行列の順にタイムクウォンタムずつ実行し、終わらなければ待ち行列の最後につなぐ、という記述です。三つのプロセスが並んでいるとして、先頭を持ち時間のあいだ動かし、終わらなければ列の最後へ回します。次も同じようにすると、全員が平等に順番を得るので、応答の速さが必要な対話型の処理に向きます。持ち時間の決め方は効きます。短すぎると切替えの手間ばかりが増え、長すぎると先に来た順に片付けるのと変わらなくなって応答が悪くなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各プロセスに優先度が付けられていて,後に…:後から来たものの優先度が高ければ、動いているものを中断して横取りする方式です。選ぶ基準が順番ではなく優先度なので、軸の一つ目で外れます。
- イ各プロセスに優先度が付けられていて,イベ…:何かが起きたことを合図に、その時点で最も優先度の高いものを動かす方式です。切り替える合図こそ違いますが、優先度で選んでいる点は同じなので、やはり当てはまりません。
- ウ各プロセスの処理時間に比例して,プロセス…:持ち時間を相手の処理時間に応じて変える方式です。同じタイムクウォンタムという語が出てくるぶん紛らわしいのですが、順番に回す方式の持ち時間は一定である点が分かれ目になります。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問17
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