平成26年度 秋期 午前 問57
サービスマネジメント
ディスク障害時に,交換したディスクにフルバックアップを取得したテープからデータを復元した後,フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベースを回復する方法はどれか。
- アチェックポイントリスタート
- イリブート
- ウロールバック
- エロールフォワード
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✓ これが正解エロールフォワード
解説
更新後の記録で先へ進める回復です。
設問は、壊れたディスクを交換し、控えから復元したうえで、その後の更新後コピーをログから反映させてデータベースを回復する方法を選ばせています。答えを決める手がかりは設問の中に書かれています。更新後のコピーを使う、という部分です。データベースの記録には二種類あります。変える前の値を残したものと、変えた後の値を残したものです。前者を当てると元の状態へ戻り、後者を当てると先へ進みます。設問が使うと言っているのは後者ですから、先へ進める側、すなわちロールフォワードが当てはまります。障害の種類と結び付けて覚えると迷いません。ディスクそのものが壊れて中身が丸ごと失われた場合は、まず控えから書き戻し、その取得時点より後の更新後の記録を順に当てていきます。一方、処理が途中で失敗してデータが中途半端になった場合は、更新前の記録を使って取り消します。設問が、交換したディスクに控えから復元すると述べている時点で、前者の場面だと決まります。ですから、控えと記録の両方がそろって初めて回復できます。どちらか片方だけでは足りません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アチェックポイントリスタート:長い処理を、途中で記録しておいた地点、すなわちチェックポイントからやり直す仕組みの名前です。一括処理の再開に使うもので、媒体そのものが失われた場合にデータを取り戻す手立てではありません。
- イリブート:再び起動するだけの操作です。装置が壊れて中身が失われている状況では、起動し直しても失ったデータは戻ってきませんので、回復の方法としては成り立ちません。
- ウロールバック:更新する前の値を使って取り消す方向の操作です。控えから書き戻した状態から先へ進めたい場面でこちらを使うと、向きが逆なので、かえって手前へ戻ってしまいます。
この問題の用語
- フルバックアップ対象のデータを毎回まるごと保存する方式。1回にかかる時間は長くなりますが、復元はその1本だけで済みます。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前 問57:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 令和3年度 秋期 午前 問55:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 令和3年度 春期 午前 問57:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 平成29年度 秋期 午前 問56:差分バックアップに関する問題(フルバックアップ)
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