平成26年度 秋期 午前 問46
開発技術
UMLのユースケース図の説明
UML のユースケース図の説明はどれか。
- ア外部からのトリガに応じて,オブジェクトの状態がどのように遷移するかを表現している。
- イクラスと関連から構成され,システムの静的な構造を表現している。
- ウシステムとアクタの相互作用を表現している。
- エデータの流れに注目してシステムの機能を表現している。
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✓ これが正解ウシステムとアクタの相互作用を表現している。
解説
外に居る相手との関わりを描く図です。
設問は、UMLのユースケース図の説明を選ばせています。この型は、四つの記述それぞれに図の名前を書き込む対応表を先に作ってしまえば終わります。ユースケース図の登場人物は二つだけです。一つはアクタで、棒人間で描かれ、利用者だけでなく外部のシステムもこれにあたります。もう一つは、利用者の側から見てそのシステムが何をしてくれるのかを表す楕円です。両者を線で結び、誰が何のために使うのかを一枚で示します。中の作りには一切触れませんので、開発のいちばん初めに、依頼する側と作る側が同じ絵を見て話すために描かれます。ですから、システムとアクタとの相互作用を表すという記述が当てはまります。ここで気を付けたいのが、相互作用という言葉です。オブジェクトどうしのやり取りを時間の順に並べる図が別にあり、そちらと紛れるのですが、この図が描くのは外側に居る相手とシステムとの関わりのほうです。UMLの図は、構造を表す静的なものと、振る舞いを表す動的なものに分けて覚えると整理できます。クラス図やオブジェクト図は前者、ユースケース図や状態遷移図、アクティビティ図は後者にあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア外部からのトリガに応じて,オブジェクトの…:外からのきっかけで状態がどう移り変わるかを表すのは、状態遷移図の説明です。一つの対象がとる状態と、その間の移り変わりに注目する図であり、外側に居る相手との関わりを描くものではありません。
- イクラスと関連から構成され,システムの静的…:クラスと関連から組み立てて静的な構造を表すという言い回しは、クラス図の決まり文句です。何がどう結び付いているかという骨組みを示す図なので、誰が何のために使うのかという話は扱いません。
- エデータの流れに注目してシステムの機能を表…:データの流れに注目して機能を表すのはDFDの説明で、構造化分析で使われる図法です。そもそもUMLの図の仲間ではありませんから、問いの範囲から外れています。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問46
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