平成24年度 春期 午前 問28
データベース
アクセス権を与える方法
関係データベース管理システム(RDBMS)の表へのアクセスにおいて,特定の利用者だけにアクセス権を与える方法として,適切なものはどれか。
- アCONNECT 文で接続を許可する。
- イCREATE ASSERTION 文で表明して制限する。
- ウCREATE TABLE 文の参照制約で制限する。
- エGRANT 文で許可する。
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✓ これが正解エGRANT 文で許可する。
解説
利用者に権限を与えるのは制御の文の役目です。
SQL の文は役割で三つに分けられます。表や制約の形を決める定義の文、データを読み書きする操作の文、そして誰に何を許すかを決める制御の文です。見分けの軸は、その選択肢が制限しているのが人なのか、それとも格納してよい値なのか、という一点です。設問は特定の利用者だけにアクセス権を与える方法を尋ねていますので、人を相手にする制御の文を選びます。それが GRANT です。どの操作を、どの表に対して、誰に許すのかを並べて書く形になっていて、たとえば商品を並べた表を読んでよい権限を、ある一人の利用者にだけ与えることができます。与えた権限を取り消すときは、対になるもう一つの制御の文を使います。設問に人が出てきたら、まずこの文を思い浮かべてください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCONNECT 文で接続を許可する。:接続を許可するというのは、データベースそのものへの入口を通す話です。入口を通れることと、その先にある個々の表を見てよいこととは別ですので、表ごとの権限を決めたことにはなりません。
- イCREATE ASSERTION 文で表…:表明して制限するというのは、複数の表にまたがる条件をデータが満たしているかどうかを決める話です。制限という語は同じでも、相手が人ではなく格納される値ですので、求められている方法とは別になります。
- ウCREATE TABLE 文の参照制約で…:参照制約で制限するというのは、他の表に存在しない値を入れさせないという整合性の話です。これも相手が値のほうですから、特定の利用者だけに権限を与える手立てには当たりません。
この問題の用語
- アクセス権誰がどの情報に対して何をしてよいか(参照だけか、書き換えもできるか)を定めた許可。必要のない範囲へ手が届かないよう、担当ごとに線を引きます。
- 関係データベースデータを表の形で持ち、表どうしを結びつけて扱う、最も広く使われているデータベース。データの定義や操作にはSQLを使います。
出典:平成24年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問28
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問28:ビューに関する記述(関係データベース)
- 令和7年度 春期 午前 問39:セキュリティクリアランスの問題(アクセス権)
- 令和7年度 春期 午前 問25:多重度に関する問題(関係データベース)
- 令和2年度 10月 午前 問26:GRANT文の説明(アクセス権)
- 平成30年度 春期 午前 問58:アクセス権に関する問題(アクセス権)
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