平成21年度 春期 午前 問36
ネットワーク
サブネットマスクに関する問題
IP ネットワークにおいて,二つの LAN セグメントを,ルータを経由して接続する。ルータの各ポート及び各端末の IP アドレスを図のとおりに設定し,サブネットマスクを全ネットワーク共通で 255.255.255.128 とする。
ルータの各ポートのアドレス設定は正しいとした場合,IP アドレスの設定を正しく行っている端末の組合せはどれか。
〔構成図の逐語〕
- 中央に「ルータ」の箱が1つ。ルータから左右へ2本の LAN セグメントが伸びる。
- 左のセグメント側のルータのポート … 172.16.0.1
- 右のセグメント側のルータのポート … 172.16.1.5
- 左のセグメントにぶら下がる端末 … A(172.16.0.10)/ B(172.16.0.130)
- 右のセグメントにぶら下がる端末 … C(172.16.1.140)/ D(172.16.1.20)
- アAとB
- イAとD
- ウBとC
- エCとD
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✓ これが正解イAとD
解説
左は 0.0/25、右は 1.0/25 の範囲内にある端末は A と D です。
この設問は、サブネットマスク 255.255.255.128 を全ネットワークで共通に使う条件のもとで、各端末が自分のセグメントの範囲に収まっているかを見比べる問題です。ですから、各セグメントに割り当てられている範囲を先に確定し、そこに各端末の IP アドレスが入っているかを、1 つずつ突き合わせる、という一点で見分けます。マスクの上位 25 ビットが同じであれば同じサブネットになりますから、第 4 オクテットは 0 から 127 までと 128 から 255 までの 2 つに分かれます。左のセグメントには 172.16.0.1 のポートがあり、範囲は 172.16.0.0 から 172.16.0.127 までです。右のセグメントには 172.16.1.5 のポートがあり、範囲は 172.16.1.0 から 172.16.1.127 までです。端末を当てはめると、A は 172.16.0.10 で左の範囲の中、B は 172.16.0.130 で左の範囲の外、C は 172.16.1.140 で右の範囲の外、D は 172.16.1.20 で右の範囲の中に入ります。したがって、正しく設定されている端末は A と D の組合せになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アAとB:A と B の 2 台が正しい、と述べています。B は 172.16.0.130 で第 4 オクテットが 128 以上に入るため、左のセグメントに割り当てられた 0 から 127 までの範囲から外れており、この組合せは条件と噛み合いません。
- ウBとC:B と C の 2 台が正しい、と述べています。B は左の範囲の外、C は 172.16.1.140 で右の範囲の外に位置しており、そもそもどちらも自分がぶら下がっているセグメントの範囲から外れています。
- エCとD:C と D の 2 台が正しい、と述べています。C は 172.16.1.140 で右のセグメントに割り当てられた 0 から 127 までの範囲から外れており、この組合せは条件と食い違います。
この問題の用語
- サブネットマスクIPアドレスのうち、どこまでがネットワークかを表す値です。アドレスと重ね合わせると、そのネットワークの番号が求まります。
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問36
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(LAN)
- 令和7年度 秋期 午前 問32:IPアドレスに関する問題(IPアドレス)
- 令和7年度 春期 午前 問32:ネットワーク機器のアドレス(ルータ)
- 令和7年度 春期 午前 問31:選択されるネクストホップ(サブネットマスク)
- 平成31年度 春期 午前 問44:パケットフィルタリングの問題(IPアドレス)
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