令和6年度 北海道 午後 問10
人体の働きと医薬品
結膜に関する問題
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 結膜は、薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。
b 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。
c 強膜(白目の部分)が充血したときは、眼瞼の裏側が赤くなる。
d 眼筋は、眼球の動きが少なく、眼球を同じ位置に長時間支持していると疲労する。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 誤 誤
- 4誤 誤 正 正
- 5正 正 誤 正
答えと解説を見る
✓ これが正解5正 正 誤 正
解説
a・b・dが正しく、cは結膜の充血の説明と取り違えています。
目の付属器官と充血の見分け方(手引き第2章 感覚器官の目)で判断します。
aは正しい記述で、結膜は薄い透明な膜なので、中を通る血管を外から容易に観察できます。bも正しく、涙器は涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔へ導く涙道からなります。cは誤りです。眼瞼の裏側まで赤くなるのは結膜が充血したときです。強膜が充血したときは眼瞼の裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色なので白目の部分がピンク味を帯びて見えます。記述は結膜の充血と強膜の充血を取り違えています。dは正しい記述で、眼筋は眼球の動きが少なく、同じ位置に長時間支えていると疲労します。目を動かさない状態が長く続くと目が疲れやすくなるのはこのためです。
よって、a正・b正・c誤・d正とする組み合わせが正解です。見分け方として、結膜は白目の表面からまぶたの裏まで続く膜なので、結膜の充血なら両方が赤くなる、と構造から考えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:cを正、dを誤としていますが、強膜の充血では眼瞼の裏側は赤くならないのでcは誤り、眼球を同じ位置に長く支えると眼筋が疲れるというdは正しい記述です。
- 2誤 正 正 正:aを誤、cを正としている点が違います。結膜は透明で血管が外から見えるのでaは正しく、まぶたの裏まで赤くなるのは結膜の充血なのでcは誤りです。
- 3正 誤 誤 誤:bとdを誤としている点が違います。涙器が涙腺と涙道からなること、眼筋が同じ位置を保ち続けると疲れることは、どちらも正しい内容です。
- 4誤 誤 正 正:a・bを誤、cを正としています。結膜と涙器の記述は正しく、強膜の充血で眼瞼の裏側が赤くなるとするcが誤りです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問10(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)