令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問23
法務
基準値を超える鉛,水銀などの有害物質を電気・電子機器に使用することを制限するために,欧州連合が制定し,施行しているものはどれか。
- アISO 14001
- イRoHS指令
- ウWEEE指令
- エグリーン購入法
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✓ これが正解イRoHS指令
解説
EUで電気・電子機器の有害物質の使用を制限するのはRoHS指令です。
RoHS指令は、欧州連合(EU)が定めた、電気・電子機器に含まれる特定の有害物質の使用を制限する指令です。鉛、水銀、カドミウムなどの物質について基準値が定められ、それを超えて含む製品は EU 域内で販売できません。見分ける軸は、誰が定めたものか(EU か日本か国際規格か)と、何を対象にしているか(物質の使用か、廃棄後の回収か、管理の仕組みか)です。RoHS指令は製品の設計・製造の段階で有害物質を使わせないことを狙い、廃棄後の扱いを定める WEEE指令と対になっています。日本の企業でも EU 向けの製品では対応が必要となるため、IT や製造の戦略にも関わります。使用を制限するのが RoHS、廃棄後の回収を扱うのが WEEE と対で覚えておくと区別できます。出題当時の制度に沿って説明しています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アISO 14001:ISO 14001 は、組織が環境への負荷を管理し改善していくための環境マネジメントシステムに関する国際規格です。EU が定めた法令ではなく、特定の有害物質の使用を製品ごとに制限するものでもありません。
- ウWEEE指令:WEEE指令は、EU で廃棄された電気・電子機器の回収やリサイクルを扱う指令です。同じ EU の電気・電子機器向けの指令ですが、対象は使い終えた製品の処理であり、有害物質の使用制限ではありません。
- エグリーン購入法:グリーン購入法は、国などの機関が環境への負荷の少ない製品を優先して調達することを進める日本の法律です。欧州連合が制定したものではなく、有害物質の使用を制限する規制でもありません。
この問題の用語
- グリーン購入環境への負担が小さい製品やサービスを選んで買うことです。社会的責任のうち、環境対策の観点から行う取組みにあたります。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問23
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