平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問16
ビジネスインダストリ
NREに関する問題
NRE(Non-Recurring Expense)の例として,適切なものはどれか。
- ア機器やシステムの保守及び管理に必要な費用
- イデバイスの設計,試作及び量産の準備に掛かる経費の総計
- ウ物理的な損害や精神的な損害を受けたときに発生する,当事者間での金銭のやり取り
- エライセンス契約に基づき,特許使用の対価として支払う代金
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✓ これが正解イデバイスの設計,試作及び量産の準備に掛かる経費の総計
解説
NRE は設計・試作・量産準備のような一度きりの開発費です。
NRE(Non-Recurring Expense)は、繰り返し発生しない費用、つまり製品を作るときに一度だけかかる初期の費用を指します。組込み機器やデバイスの開発では、設計、試作、量産の準備のように、製品を一つ作っても大量に作っても一度だけかかる費用がこれに当たり、製品一つごとにかかる部品代などの繰り返し発生する費用と区別されます。デバイスの設計、試作、量産の準備に掛かる経費の総計という説明が NRE の例として適切です。覚え方としては、Non-Recurring を繰り返さないと読み、一度きりの開発費だと結び付けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア機器やシステムの保守及び管理に必要な費用:機器やシステムの保守や管理に必要な費用は、運用している間、継続して発生する費用です。毎月や毎年のように繰り返しかかるので、一度だけ発生する費用という NRE の意味と合いません。
- ウ物理的な損害や精神的な損害を受けたときに…:物理的な損害や精神的な損害を受けたときの当事者間の金銭のやり取りは、損害を埋め合わせるための支払いです。製品の開発や製造にかかる費用ではなく、NRE の例には当たりません。
- エライセンス契約に基づき,特許使用の対価と…:ライセンス契約に基づいて特許の使用の対価として支払う代金は、ロイヤルティの説明です。生産量や売上に応じて継続的に支払う形もあり、製品開発の初期に一度だけかかる費用とは性格が違います。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- ライセンスソフトウェアなどを使ってよいと認められた権利や許諾で、台数や期間の条件が付くのがふつうです。ソフトウェアに限ったものをソフトウェアライセンスといいます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問16
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