第58回 午後 問47
リハビリテーション医学
守秘義務に関する問題
臨床実習中の守秘義務で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新した。
- 2患者の経過が記された報告書を同級生にメール添付し送信して相談した。
- 3症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分した。
- 4実習生同士がファミリーレストランで担当症例の検討をした。
- 5病院カルテの内容を自身のスマートフォンで撮影した。
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✓ これが正解1学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新した。
✓ これが正解3症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分した。
解説
ウイルス対策の更新とシュレッダー処分が、守秘義務に沿った行動です。
臨床実習の学生も、実習で知った患者の情報を外へ漏らさない守秘義務を負います。判断の軸は、患者の情報が実習の場の外へ出たり、関係のない人の目に触れたりするおそれがあるかどうかです。
1つ目の正しい行動は、学生用パソコンのウイルス対策ソフトを実習前に最新のものに更新することです。パソコンがマルウェアに感染すると、保存した記録が気づかないうちに外へ流出するおそれがあるため、事前の対策として適切です。2つ目は、症例報告用のレジュメを実習終了後にシュレッダーで処分することです。紙の資料を読めない状態にして廃棄するのは、情報の漏えいを防ぐ確実な方法です。
経過を記した報告書を同級生にメールで送ると、実習に関係のない人に情報が渡り、送信の誤りや流出の危険も生じます。ファミリーレストランのような人の多い場所で症例を話し合うと、周りの人に内容が聞こえてしまいます。カルテを自分のスマートフォンで撮影すると、端末の紛失や流出で情報が外へ出るおそれがあります。持ち出さない、話さない、残さない、の3点で考えると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2患者の経過が記された報告書を同級生にメール添付し送信して相談した。:患者の経過を記した報告書を同級生へメールで送ると、実習に関わらない人に情報が渡ります。誤送信やネット上への流出の危険もあり、守秘義務に反します。
- 4実習生同士がファミリーレストランで担当症例の検討をした。:ファミリーレストランは不特定の人が出入りする場所で、症例の話が周りの客に聞こえてしまいます。患者の情報を外部で話すことは守秘義務に反します。
- 5病院カルテの内容を自身のスマートフォンで撮影した。:カルテを私物のスマートフォンで撮ると、患者の情報が病院の外へ持ち出されます。紛失やアプリを通じた流出の危険があり、許されない行為です。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問47(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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