令和6年度 春期 午前Ⅱ 問11
通信プロトコル
ホストアドレスを求める式
IPv4ネットワークで使用されるIPアドレスaとサブネットマスクmからホストアドレスを求める式はどれか。ここで,“~”はビット反転の演算子,“|”はビットごとの論理和の演算子,“&”はビットごとの論理積の演算子を表し,ビット反転の演算子の優先順位は論理和,論理積の演算子よりも高いものとする。
- ア~a & m
- イ~a | m
- ウa & ~m
- エa | ~m
答えと解説を見る
✓ これが正解ウa & ~m
解説
マスクを反転してアドレスとの論理積をとると、ホスト部が残ります。
サブネットマスクは、ネットワーク部にあたるビットが1、ホスト部にあたるビットが0になった値です。IP アドレスとの論理積をとると、1の位置だけが残るので、a & m がネットワークアドレスになります。ホストアドレスを取り出したいときは、残したい位置がホスト部なので、マスクを反転してホスト部を1にした ~m を作り、それと a の論理積をとります。具体例で確かめると、a が192.168.1.10、m が255.255.255.0なら、~m は0.0.0.255で、a & ~m は0.0.0.10です。論理積は1の位置を残す、と覚えて、どちらを残したいかでマスクを反転するかどうかを決めます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア~a & m:IP アドレスのほうを反転してマスクとの論理積をとると、ネットワーク部の位置に、アドレスの各ビットを反転した値が残ります。ホスト部は0になって消えるので、求めたいホストアドレスとは逆の部分を壊した値になります。
- イ~a | m:反転したアドレスとマスクの論理和では、ネットワーク部はマスクの1で埋まり、ホスト部にはアドレスを反転したビットが入ります。ホスト部の値が反転したままなので、元のホストアドレスにはなりません。
- エa | ~m:アドレスと反転マスクの論理和をとると、ホスト部がすべて1になり、ネットワーク部はアドレスのまま残ります。これはそのネットワークのブロードキャストアドレスを求める式で、ホストアドレスを取り出す式ではありません。
この問題の用語
- サブネットマスクIPアドレスのうち、どこまでがネットワークかを表す値です。アドレスと重ね合わせると、そのネットワークの番号が求まります。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:可変長サブネットマスクの問題(サブネットマスク)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問12:サブネットマスクの組合せ(サブネットマスク)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問4:OSPFだけに当てはまる特徴(サブネットマスク)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問7:BGP-4の説明(サブネットマスク)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問11:サブネットマスクに関する問題(サブネットマスク)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)