過去問解きまくり研究所 ホーム

第114回 午前 問31

疾病の成り立ちと回復の促進

重症筋無力症に関する問題

重症筋無力症に合併する頻度が最も高いのはどれか。

答えと解説を見る

✓ これが正解1胸腺腫

解説

重症筋無力症には胸腺腫の合併が多くみられます。

重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体がつくられ、神経から筋への信号が伝わりにくくなる自己免疫疾患です。まぶたが下がる眼瞼下垂やものが二重に見える複視、疲れやすさが特徴で、症状は夕方に悪化しやすい傾向があります。

重症筋無力症は胸腺の異常と深く関係しており、胸腺腫や胸腺の過形成を合併することが多い病気です。胸腺は免疫に関わる臓器で、自己抗体がつくられるしくみに関わると考えられています。そのため、治療として胸腺を摘出する手術が行われることがあります。胸膜中皮腫、甲状腺腫瘍、悪性リンパ腫は、重症筋無力症に特徴的に合併するものではありません。

重症筋無力症と聞いたら胸腺、と結び付けて覚えましょう。逆に、胸腺腫の患者では重症筋無力症の症状がないか注意して観察します。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第114回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問31(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)