人体の構造と機能の用語(63語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「人体の構造と機能」の用語 63語を、短い言葉で説明しています。
「人体の
IgM
読み:あいじーえむ5つの単位がつながった大きな分子で、感染の初期の防御を担う抗体です。試験では胎盤を通過できない点や一次応答で早く作られる点が問われます。アドレナリン
読み:あどれなりん副腎髄質から分泌され、運動や緊張、ストレスなどがかかったときに急に増えるホルモンです。アナフィラキシーや心停止などの緊急時に注射で用いる点が問われます。アミラーゼ
読み:あみらーぜ膵臓や唾液腺から出る、でんぷんを分解する消化酵素です。膵臓が傷つくと血液中に漏れ出て、値が上がる点が問われます。アンモニア
読み:あんもにあアミノ酸が分解されるときに生じる有害な物質です。肝臓で毒性の低い尿素に変えられることや、肝性脳症の原因物質であることが問われます。延髄
読み:えんずい脳幹の一部で、呼吸や循環の中枢、嚥下や嘔吐などの反射の中枢があります。脳幹が中脳・橋・延髄からなる点や、呼吸中枢が主に延髄にある点が問われます。黄体形成
読み:おうたいけいせいほるもん / 別表記:LH下垂体前葉から出るホルモンで、LHとも呼ばれます。エストロゲンが十分に高まると一気に大量に分泌され、その急な増加が排卵の引き金になる点が問われます。ホルモン カルシウム
読み:かるしうむ骨格筋の収縮の引き金になり、血液の凝固の反応にも必要な物質です。血液中の濃度を副甲状腺のホルモンが調節する点や、動かないと骨から溶け出す点が問われます。肝臓
読み:かんぞう体内で代謝の中心を担う臓器です。試験では、栄養素の代謝と貯蔵、解毒、胆汁の生成などの働きや、薬物の代謝に主に関わることが問われます。基礎代謝
読み:きそたいしゃ心身ともに安静な状態で、生命を維持するためだけに消費されるエネルギーのことです。筋肉量の減少などにより、加齢とともに低下していく点が問われます。胸管
読み:きょうかん全身のリンパの大部分を集めて静脈へ戻す、最も太いリンパ管です。試験では乳び槽から始まり左静脈角に注ぐ経路が問われます。クレアチニン
読み:くれあちにん筋肉で使われるクレアチンが代謝されてできる物質です。糸球体濾過量の推定に用いることや、クレアチニンクリアランスで糸球体濾過機能をみることが問われます。血漿
読み:けっしょう血液の液体成分で、血管の中にある細胞外液です。フィブリノゲンをはじめとする多くの凝固因子が溶けていて、止血の機構をもつ体液である点が問われます。血小板
読み:けっしょうばん血管が傷ついたときに集まって止血の働きをする血球です。試験では赤血球や白血球と役割を見分けることが問われます。ケトン
読み:けとんたい脂肪が分解されてエネルギー源として使われるときに肝臓でつくられる物質です。試験では糖の代わりのエネルギー源となる働きやアセトン臭との関係が問われます。体 甲状腺
読み:こうじょうせん首の前側にあり、甲状腺ホルモンを分泌して全身の代謝を高める器官です。嚥下のときに喉頭と一緒に上下に動く点が問われます。好中球
読み:こうちゅうきゅう細菌を取り込んで消化する食作用をもつ白血球です。白血球の中で最も数が多い点や、急性の化膿性炎症で最初に集まる点が問われます。喉頭
読み:こうとう声帯がある所で、喉頭の筋肉が声帯を開いたり閉じたりすることで声が出ます。嚥下のときに持ち上がり、喉頭蓋が喉頭口にふたをする点が問われます。骨格筋
読み:こっかくきん運動神経から収縮の命令を受ける筋で、その細胞は多数の核をもつ細長い細胞です。収縮の引き金になるカルシウムイオンが筋小胞体から放出される点が問われます。鼓膜
読み:こまく外耳と中耳の境にある薄い膜で、音の空気の振動を受けて震え、耳小骨に伝えます。穴があく鼓膜穿孔が伝音性難聴の原因になる点が問われます。細胞内液
読み:さいぼうないえき細胞膜の内側にある液体で、カリウムを多く含みます。成人では細胞外液より多くを占める点や、高齢者では筋肉量とともに減り脱水を起こしやすい点が問われます。鎖骨
読み:さこつ外側の端が肩峰と肩鎖関節をつくり、内側の端が胸骨柄とつながる骨です。左鎖骨上窩のリンパ節や鎖骨中線など、体の位置を示す目印として問われます。左心室
読み:さしんしつ肺から戻ってきた血液を全身に送り出す心臓の部屋で、心臓の部屋の中で最も壁が厚くなっています。出口の大動脈弁から大動脈へ血液を送る点が問われます。左心房
読み:さしんぼう肺で酸素を受け取った血液が肺静脈を通って戻る心臓の部屋です。僧帽弁を通って左心室へ血液を送る点や、胎児では卵円孔が右心房との間にある点が問われます。酸塩基平衡
読み:さんえんきへいこう血液のpHを一定に保つ仕組みで、呼吸と腎臓による調節が担っています。試験では呼吸による二酸化炭素の出し入れとの関わりが問われます。三叉神経
読み:さんさしんけい顔面の皮膚の感覚と、かむための咀嚼筋の運動を担う脳神経です。表情の筋を動かす顔面神経との区別や、角膜反射の求心路になる点が問われます。糸球体
読み:しきゅうたい腎臓にある毛細血管の束で、血液をこして原尿をつくります。濾過の機能をクレアチニンクリアランスで評価する点や、年をとると数が減る点が問われます。糸球体濾過量
読み:しきゅうたいろかりょう腎臓の糸球体が1分間にこし出す血漿の量で、腎機能の中心となる指標です。試験では血清クレアチニンを用いた推定やクリアランスとの関係が問われます。視床下部
読み:ししょうかぶ間脳の一部で、体温や水分、ホルモン分泌などを調節し、からだの内部の環境を一定に保つはたらきの中心です。体温調節中枢や摂食中枢がある点が問われます。縮瞳
読み:しゅくどう瞳孔が小さくなることです。副交感神経のはたらきで起こる眼の反応である点や、肺尖部の癌が交感神経に浸潤したときに同じ側に現れる点が問われます。受容体
読み:じゅようたいホルモンを受け取って細胞に情報を伝える部分のことです。水に溶けやすいホルモンは細胞膜の表面、脂に溶けやすいホルモンは細胞の中の受容体に結合する点が問われます。循環血液量
読み:じゅんかんけつえきりょう体をめぐる血液の量で、妊娠中は胎盤や子宮に血液を送るため増えます。妊娠32週ころに最大になることや、低張性脱水で減ることが問われます。上大静脈
読み:じょうだいじょうみゃく頭や顔、首、両腕から戻ってくる血液を集めて心臓に運ぶ太い静脈です。閉塞や圧迫で顔面に浮腫が出ることが問われます。食道
読み:しょくどう咽頭と胃をつなぐ筒状の器官です。試験では、成人で約25cmの長さや、胃の入り口にあたる噴門につながることが問われます。心拍出量
読み:しんはくしゅつりょう心臓が1分間に送り出す血液の量で、1回拍出量と心拍数を掛けたものです。どのような変化で心拍出量が減るかが問われます。睡眠
読み:すいみん睡眠は、脳が休んでいるノンレム睡眠と、脳が活発に働いているレム睡眠からなります。試験では、深いノンレム睡眠が前半に多く、加齢で減ることが問われます。脊髄
読み:せきずい脳と全身の間で感覚や運動の情報を伝える通り道で、膝蓋腱反射などの反射の中枢でもあります。脊髄神経が左右の対になって出ている点が問われます。石灰化
読み:せっかいか組織にカルシウム塩が沈着して硬くなる変化です。試験では乳歯の石灰化が胎児期に始まるという発達の時期が問われます。赤血球
読み:せっけっきゅうヘモグロビンを多く含む血液の細胞成分です。核をもたない円盤の形で酸素の輸送を担うことや、老化に伴い数が減る傾向が問われます。僧帽弁
読み:そうぼうべん左心房と左心室の間にある房室弁で、二尖弁とも呼ばれます。心臓が広がる拡張期に開く点や、弁の音が心尖部で最もよく聞こえる点が問われます。体温
読み:たいおん熱をつくる産熱と熱を逃がす放熱のつり合いで、一定に保たれている体の温度です。試験では、視床下部にある体温調節中枢による調節が問われます。体温調節
読み:たいおんちょうせつ体温調節は、熱をつくる量と逃がす量のバランスをとって体温を一定に保つ働きです。試験では、中枢が視床下部にあることや、自律性と行動性の調節の違いが問われます。対光反射
読み:たいこうはんしゃ目に光を当てると瞳孔が縮む反射です。瞳孔を縮める瞳孔括約筋を動かし、この反射に関わる神経が動眼神経である点が問われます。代謝
読み:たいしゃ体の中で物質を変化させる化学反応の全体で、エネルギーの出入りを伴います。試験では、分解する異化と合成する同化の区別が問われます。大殿筋
読み:だいでんきんお尻の大部分をつくる大きな筋で、股関節を伸ばし、立ち上がりや階段を昇る動作で働きます。深部に坐骨神経が走るため、注射の部位としては避ける点が問われます。胆汁
読み:たんじゅう胆汁は、肝臓でつくられ、胆嚢で濃縮されて蓄えられる消化液です。試験では、消化酵素を含まず、脂肪を乳化して消化を助けることが問われます。テストステロン
読み:てすとすてろん主に精巣から分泌される男性ホルモンで、男子の第二次性徴に関わります。ステロイドホルモンで細胞内に受容体をもつ点や、男性では加齢とともに減る点が問われます。洞房結節
読み:どうぼうけっせつ右心房にあり、心臓のリズムを生み出すペースメーカーの役割をもつ部位です。試験では最初の興奮部位であることや迷走神経の働きが問われます。ドパミン
読み:どぱみん脳内で働く神経伝達物質で、運動の調節や感情・意欲などに関わります。不足するとパーキンソン病の症状が出る点や、抗精神病薬が受容体を遮断する点が問われます。ナトリウム
読み:なとりうむ細胞の外に多い電解質で、体液の量と浸透圧に関わります。アルドステロンが再吸収を高める点や、高ナトリウム血症が強い口渇を伴う点が問われます。乳酸
読み:にゅうさん酸素が足りない状態で筋肉などが糖を分解したときに生じる物質です。敗血症性ショックでは血液中の値が上昇し、重症度を判断する指標の1つになる点が問われます。尿酸
読み:にょうさん細胞の核酸などに含まれるプリン体が分解されてできる最終産物で、主に腎臓から尿に排泄されます。血液中に多い状態が続くと痛風を起こす点が問われます。尿量
読み:にょうりょう原尿のうち、どれだけの水が体に再吸収されるかで決まる尿の量です。試験では、手術直後の傷害期や臨死期に尿量が減る理由が問われます。脳幹
読み:のうかん大脳と脊髄をつなぐ幹の部分で、上から中脳・橋・延髄で構成されます。生命の維持に欠かせない中枢が集まり、その機能が脳死の判定でも重視される点が問われます。脳神経
読み:のうしんけい脳神経は、脳から出る12対の神経です。試験では、眼球を動かす動眼神経・滑車神経・外転神経や、咀嚼にかかわる三叉神経の働きが問われます。排尿
読み:はいにょう排尿は膀胱にためた尿を出すことで、蓄尿との切り替えを自律神経と体性神経が担います。試験では、加齢で出す力が落ちて残尿が増えることが問われます。バソプレシン
読み:ばそぷれしん視床下部で作られ下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンです。試験では集合管に働き水の再吸収を増やすことが問われます。白血球
読み:はっけっきゅう体を病原体から守る免疫を担う血液の細胞です。免疫機能に関与する細胞であることや、健康な成人で最も割合が高い種類が問われます。皮膚
読み:ひふ外側から表皮・真皮・皮下組織の3層が重なってできています。試験では、表皮の深い層で生まれた細胞が表面へ移り、外側の層から剝がれていく仕組みが問われます。ビリルビン
読み:びりるびん赤血球のヘモグロビンが壊れてできる黄色い色素です。胆汁に含まれて腸へ出るため、胆汁が腸に届かないと便が灰白色になる点が問われます。フィブリノゲン
読み:ふぃぶりのげん血漿に溶けている凝固因子で、第Ⅰ因子にあたります。凝固の最後の段階でトロンビンの働きによってフィブリンに変わり、血の塊を固める点が問われます。プロラクチン
読み:ぷろらくちん下垂体前葉から出るペプチドホルモンで、乳汁の産生を促します。乳汁を押し出すオキシトシンとの役割の違いや、細胞膜上の受容体に結合する点が問われます。平滑筋
読み:へいかつきん自律的に動く筋で、膀胱の壁の排尿筋や子宮の筋層、食道の下の方の筋層をつくります。収縮の引き金のカルシウムイオンを細胞外からの流入に頼る点が問われます。リンパ
読み:りんぱ組織のすき間に出た液のうち、静脈に戻りきらなかった分をリンパ管が回収したものです。試験では筋運動で流量が増えることが問われます。