第114回 午前 問2
必修問題
平均寿命で正しいの
平均寿命で正しいのはどれか。
- 10 歳の平均余命である。
- 250 歳の平均余命である。
- 3死亡者の平均年齢である。
- 4健康な60 歳の健康寿命と同じである。
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✓ これが正解10 歳の平均余命である。
解説
平均寿命は0歳の平均余命のことです。
平均寿命は、生命表という統計の考え方から求める値で、0歳の人があと何年生きられるかの期待値、つまり0歳の平均余命のことです。平均余命とは、ある年齢の人がその後に生きられる年数の平均を指し、年齢ごとに計算されます。その中で0歳の平均余命を特に平均寿命と呼びます。
生命表は、その年の年齢ごとの死亡の起こりやすさが今後も変わらないと仮定して計算します。そのため、実際に亡くなった人の年齢を平均したものとは別物です。また、健康寿命は健康上の問題で日常生活が制限されずに過ごせる期間を表す指標で、平均寿命とは定義も値も異なります。
以上から、0歳の平均余命であるとする記述が正しいと判断できます。平均寿命は0歳の平均余命、平均余命は年齢ごとにある、という2段の関係で覚えておくと、ほかの年齢の余命を問う問題にも対応できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 250 歳の平均余命である。:50歳の平均余命は、50歳まで生きた人がその後に生きられる年数の平均です。年齢ごとに求める平均余命の1つにすぎず、平均寿命と呼ぶのは0歳時点の値だけです。
- 3死亡者の平均年齢である。:死亡者の平均年齢は、その年に亡くなった人の年齢を単純に平均したもので、人口の年齢構成に左右されます。生命表から計算する平均寿命とは求め方が異なります。
- 4健康な60 歳の健康寿命と同じである。:健康寿命は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を表す別の指標です。60歳の健康な人の値を平均寿命と同じものとみなす考え方はありません。
出典:第114回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問2(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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