第37回 問題99
生活支援技術
食品の保存に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1賞味期限の切れた未開封の缶詰は,すぐに廃棄する。
- 2ウインナーには,消費期限が記載されている。
- 3前日調理して常温保存した肉入りカレーは,再加熱する。
- 4りんごを冷蔵庫で保存するときは,ビニール袋に入れて密封する。
- 5冷凍食品は,一度解凍しても再冷凍すれば長期間の保存が可能である。
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✓ これが正解4りんごを冷蔵庫で保存するときは,ビニール袋に入れて密封する。
解説
りんごは袋に入れて密封し、出るガスがほかの食品に広がるのを防ぎます。
食品の保存は、期限表示の意味と食品ごとの性質で判断します。消費者庁の資料では、食品表示基準の定義として、消費期限は品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限、賞味期限は期待される全ての品質の保持が十分に可能と認められる期限と示され、例として消費期限は弁当や惣菜、賞味期限は菓子や缶詰が挙げられています。
記述を見ると、賞味期限はおいしさの期限なので、過ぎた未開封の缶詰がすぐに食べられなくなるわけではありません。ウインナーのような食肉加工品は、一般に賞味期限の対象です。肉入りのカレーを常温で置くと、加熱に強い菌が増えることがあり、再加熱では安全とはいえません。解凍した冷凍食品を再び凍らせると、品質が落ちます。
りんごは、ほかの果物や野菜の熟成を進めるエチレンというガスを出します。ビニール袋に入れて密封し冷蔵庫に入れると、ガスがほかの食品に広がるのを防げ、りんご自体の乾燥も防げます。したがって、この保存方法が最も適切です。期限表示は、消費期限は安全の期限、賞味期限はおいしさの期限、と区別して覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1賞味期限の切れた未開封の缶詰は,すぐに廃棄する。:賞味期限は、品質が保たれると認められる期限です。過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないので、未開封で保存状態のよい缶詰を、それだけを理由に捨てる必要はありません。
- 2ウインナーには,消費期限が記載されている。:ウインナーのような食肉加工品は比較的日持ちがするため、一般に消費期限ではなく賞味期限が表示されます。消費期限は弁当や惣菜など、傷みやすい食品に付く表示です。
- 3前日調理して常温保存した肉入りカレーは,再加熱する。:肉入りのカレーを常温で置くと、熱に強い芽胞をつくる菌が増えることがあり、再加熱しても安全になるとはいえません。作り置きは小分けにして早く冷まし、冷蔵や冷凍で保存します。
- 5冷凍食品は,一度解凍しても再冷凍すれば長期間の保存が可能である。:一度解凍した冷凍食品を再び凍らせると、食感や味が落ちるうえ、解凍中に菌が増えている場合もあります。解凍した物は再冷凍せず、早めに使い切るのが基本です。
出典:第37回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題99。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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