セキュリティ|平成28年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問89
セキュリティを保つべきサーバルームの運用例として,適切なものはどれか。
- 管理を容易にするために,入退室に使用するIDカードは個人ごとではなく部署ごとに発行する。
- 全従業員や来訪者に所在が分かるように,入口に室名表示をする。
- 入退室の情報が漏えいすることを防止するために,入退室の記録は取らない。
- ✓ これが正解不正行為を防止するために,監督者がいないときはサーバ室で作業させない。
解説
作業を一人にさせないことが、この部屋では要になります。
入退室管理が何のためにあるかを先に置きます。狙いは、誰がいつそこに居たのかを後から言えるようにすることと、その場で勝手が起きないようにすることです。四つの肢は、どれも先に理由を名乗ります。管理を楽にするため、分かるようにするため、漏らさないため。理由はどれも正しく聞こえます。だから理由だけを読むと、三つとも通ってしまいます。見るのは理由ではなく、そのあとに書かれている中身です。理由が正しいことは、手段が正しいことを意味しません。もう一つの見分け方は、三つが物と情報の話をしているのに対し、一つだけが人の配置の話をしている点です。一つだけ主題がずれて見えるときは、残りの三つの共通点を疑います。読むのは理由ではなく、そのあとの中身です。一つだけ主題がずれて見えたら、残る三つの共通点を疑います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 配る手間は減りますが、誰が入ったのかを後から特定できなくなります。管理の楽さと引き換えに、管理の目的そのものを手放してしまっています。誰が入ったかを特定できません。目的そのものを手放しています。楽さと引き換えです。
- 場所が分かるようにすると、狙う側にも大切な部屋の位置を教えることになります。知らせる相手を選べないので、来訪者への親切がそのまま弱点に変わります。狙う側にも位置を教えます。親切がそのまま弱点になります。相手を選べません。
- 記録は、漏らさない形で取るものです。取らないことは対策になりません。取らなければ、何がいつ起きたのかを後から追う手だてが一つも残りません。追う手だてが残りません。記録は漏らさない形で取るものです。対策にはなりません。
この問題に関係する言葉
- 入退室管理誰がいつ部屋に入り、いつ出たかを、許可と記録の両面で扱う仕組み。物理的な区画を守るための基本の備えです。
- 施錠管理
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問89
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