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第112回 午後 問3

個人・家族・集団・組織の支援

開始期に関する問題

A地区の保健師は、住民同士が支え合う体制の構築を目指し、住民が定期的に交流できる企画を立案した。初回の開催には住民15名が集まり、全員が初対面であった。開始期であるこのグループに対する保健師の支援で適切なのはどれか。

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✓ これが正解4一人ひとりを個別に捉え対応する。

解説

開始期は一人ひとりを個別に捉えて対応します。

グループには、集まったばかりの開始期から、メンバーどうしの関係が深まり、意見の違いが表に出て、やがて自分たちで運営できるようになるという発達の流れがあります。保健師は、その段階に合わせて関わり方を変えます。

開始期のメンバーは、互いに初対面で緊張しており、自分がこの場に受け入れられるかどうかに関心が向いています。まだグループとしてのまとまりはなく、メンバーは保健師を頼りにしている状態です。この時期の保健師は、参加者一人ひとりの思いや参加の目的を個別に受け止め、安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。リーダーを決める、進行を任せる、といった働きかけは、メンバーどうしの関係が育ってから行うものです。参加者間の衝突は、関係が深まった後の段階で表に出やすいもので、全員が初対面の初回に注目する点ではありません。

したがって、一人ひとりを個別に捉え対応するのが適切です。グループ支援の問いでは、今どの段階かをまず見極め、その段階でメンバーが何を気にしているかを考えると選びやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問3(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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