第111回 午前 問20
公衆衛生看護管理論
福祉避難所の説明で適切なの
災害対策における福祉避難所の説明で適切なのはどれか。
- 1都道府県知事が開設する。
- 2所得に応じて利用費が発生する。
- 3負傷者の救護活動が目的である。
- 4福祉避難所の確保・運営ガイドラインが策定されている。
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✓ これが正解4福祉避難所の確保・運営ガイドラインが策定されている。
解説
福祉避難所には、国の確保・運営ガイドラインが策定されています。
福祉避難所は、高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児など、一般の避難所での生活に特別な配慮が必要な人(要配慮者)を受け入れる避難所です。市町村が平常時から指定し、災害時に開設します。
内閣府は、市町村が平常時から福祉避難所を確保し、災害時に円滑に運営できるよう、福祉避難所の確保・運営ガイドラインを策定しています(令和3年5月に改定)。ガイドラインには、施設の指定、受け入れの準備、運営の方法などの考え方がまとめられています。したがって、福祉避難所の確保・運営ガイドラインが策定されているという記述が適切です。
福祉避難所は救護所でも有料の施設でもなく、配慮が必要な人の避難生活を支える場です。誰が指定し開設するか、誰のための場か、費用は誰が負うか、の3点で押さえておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1都道府県知事が開設する。:福祉避難所は、避難所の運営を担う市町村が平常時から指定し、災害時に開設するのが基本です。都道府県知事が開設するという記述は、福祉避難所の確保と運営の実際と合いません。
- 2所得に応じて利用費が発生する。:災害救助法が適用される災害では、避難所の設置や運営の費用は救助の費用として公費で賄われます。利用者が所得に応じて利用料を払う仕組みではなく、要配慮者が費用の心配なく避難できる場です。
- 3負傷者の救護活動が目的である。:負傷者の手当てや救護は、救護所や医療機関の役割です。福祉避難所は、配慮の必要な人が安心して避難生活を送れるようにするための場で、救護活動を目的とはしていません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問20(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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