平成28年度 春期 午前 問31
ネットワーク
伝送効率に関する問題
64 k ビット/秒の回線を用いて 10^6 バイトのファイルを送信するとき,伝送におよそ何秒掛かるか。ここで,回線の伝送効率は 80%とする。
原典の「10^6」は上付きの 6(10 の 6 乗)。
- ア19.6
- イ100
- ウ125
- エ156
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✓ これが正解エ156
解説
実効速度で割ると約156秒になります。
回線が名目上どれだけの速さで伝えられるかと、実際にどれだけの割合が中身のデータの運搬に使えるかは別です。実効の速さは、名目の速さに伝送効率を掛けたもので求まります。運びたい量は、ファイルの大きさをバイトからビットに直して数え、この実効の速さで割ることで所要時間が出ます。判定の軸は、割り算に使う速さが名目の側か実効の側か、そして運びたい量の単位の変換が正しく揃っているかどうかの一点です。単位を混ぜたまま割れば答えは大きくずれ、伝送効率を掛け忘れれば答えは小さく出て、両方をそろえて計算したときにだけ選択肢のどれか一つに一致します。ここで扱っているのは、ネットワークの回線速度に付いてくる伝送効率という係数の意味と、バイトとビットを換算して所要時間に落とす手順です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア19.6:所要時間が約19.6秒になると述べています。この値は、バイトをビットに直す8倍の換算を忘れ、ファイルの大きさをそのまま実効の速さで割った場合の値です。実効は毎秒51,200ビットなので、10の6乗をこれで割ると約19.5となって選択肢の値に近く、正しい所要時間のちょうど8分の1にあたります。
- イ100:所要時間が100秒になると述べています。この値は、伝送効率を掛けるのではなく割ってしまった場合の値です。64,000を0.80で割ると毎秒80,000ビットとなり、8×10の6乗ビットをこれで割ると100秒になります。効率は実際に中身の運搬へ使える割合なので、名目の速さに掛けて小さくするのが正しい向きです。
- ウ125:所要時間が125秒になると述べています。この値は、伝送効率を掛け忘れ、名目の毎秒64,000ビットでそのまま割った場合の値です。8×10の6乗ビットを64,000で割ると125秒になります。実際には8割ぶんしか中身の運搬に使えないので、これでは短く見積もりすぎです。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問31
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