平成27年度 春期 午前 問59
システム監査
システム監査の対象となるもの
IT に係る内部統制を評価し検証するシステム監査の対象となるものはどれか。
- ア経営企画部が行っている中期経営計画の策定の経緯
- イ人事部が行っている従業員の人事考課の結果
- ウ製造部が行っている不良品削減のための生産設備の見直しの状況
- エ販売部が行っているデータベースの入力・更新における正確性確保の方法
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✓ これが正解エ販売部が行っているデータベースの入力・更新における正確性確保の方法
解説
IT を使って処理する業務が対象になります。
IT に係る内部統制を扱うシステム監査で対象になるのは、IT を用いて情報を処理し保存する業務そのものです。判定の軸は、選択肢に挙げられた活動が IT を使って何かを処理し記録する仕事にあたるかどうかの一点です。中期経営計画の策定や人事考課、生産設備の見直しは、それぞれ経営判断や人事評価、設備の管理という別の統制の領域に属する活動で、IT を通じた情報処理そのものを見に行く監査の対象からは外れます。正解にあたる肢は、データベースへの入力や更新が正確に行われる仕組みを扱っており、IT を用いた業務の処理そのものを見る監査の対象にきちんと収まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア経営企画部が行っている中期経営計画の策定…:経営企画部が行っている中期経営計画の策定の経緯を挙げる肢です。策定の経緯は経営判断そのものに関わる話で、IT を用いた情報処理の仕組みを扱う監査の対象ではありません。別の統制の領域に位置づけられます。
- イ人事部が行っている従業員の人事考課の結果:人事部が行っている従業員の人事考課の結果を挙げる肢です。考課の結果は人事評価そのものに関わる話で、IT を用いた情報処理の仕組みを見る監査の対象からは外れます。別の領域で扱う統制になります。
- ウ製造部が行っている不良品削減のための生産…:製造部が行っている不良品削減のための生産設備の見直しの状況を挙げる肢です。設備の見直しは製造工程の管理そのものに関わる話で、IT を用いた情報処理の仕組みを見る監査の対象からは外れます。
この問題の用語
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- 内部統制不正やミスを防ぐため、承認や記録、点検といった手続きを業務そのものに組み込んでおく社内の仕組み。整備と運用の最終責任は経営者が負います。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 経営計画会社がどこへ向かい、何をするのかを定めた計画です。情報戦略は、この中長期の計画と整合を取って立てられます。
出典:平成27年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問59
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問15:システム監査人の行為(システム監査)
- 平成30年度 秋期 午前 問65:要件定義プロセスで実施すべきもの(企画)
- 平成30年度 秋期 午前 問60:内部統制に関する問題(内部統制)
- 平成24年度 春期 午前 問62:情報戦略に関する問題(経営計画)
- 平成22年度 春期 午前 問60:内部統制に関する問題(内部統制)
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