平成22年度 秋期 午前 問21
ソフトウェア
仮想記憶に関する問題
仮想記憶方式では,割り当てられる実記憶の容量が小さいとページアウト,ページインが頻発し,処理能力が急速に低下することがある。このような現象を何というか。
- アスラッシング
- イスワッピング
- ウフラグメンテーション
- エメモリリーク
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✓ これが正解アスラッシング
解説
実記憶が足りずページの出し入れに追われる現象です。
仮想記憶は、実記憶に入りきらない部分を補助記憶へ追い出しておき、必要になったときに読み戻すことで、実記憶より大きな空間を使えるようにする仕組みです。追い出しがページアウト、読み戻しがページインにあたります。ここで割り当てられる実記憶が小さすぎると、読み戻した直後に別のページを追い出す必要が生じ、その追い出したページがすぐまた必要になる、という往復が止まらなくなります。処理装置は本来の計算ではなく出し入れの世話にほとんどの時間を使うことになり、見かけの処理能力が急に落ちます。この状態をスラッシングといいます。判定の軸は二つです。引き金になっているのが実記憶の容量不足かどうか、そして起きているのが補助記憶との往復の頻発かどうかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イスワッピング:スワッピングは、実行中の処理を丸ごと補助記憶へ退避させ、必要になったら戻す入替えの操作そのものを指します。操作の名前であって、性能が急に落ちた状態を指す語ではありません。
- ウフラグメンテーション:フラグメンテーションは、記憶領域が使われては解放されるうちに細切れになり、合計では空いていても続いた領域が取れなくなる状態です。容量そのものは減っていない点が違います。
- エメモリリーク:メモリリークは、確保した領域を返し忘れたまま使い続けることで、利用できる領域がじりじり減っていく不具合です。原因はプログラムの側にあり、割当ての大小とは別の話です。
出典:平成22年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21
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