令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問22
経営戦略マネジメント
ブランド戦略のうち,ブランドリポジショニング戦略を説明したものはどれか。
- ア既存のブランドネームをそのまま用いた上で,対象市場を新しいマーケットセグメントに変更し,売上高の増加を狙う戦略である。
- イ既存のブランドネームを他の商品においても展開することによって,既存ブランドの認知度を新商品にも利用し,販売効果を高める戦略である。
- ウ従来の市場をターゲットとし続けるが,従来のブランドネームを廃棄して新しいブランドネームに変更する戦略である。
- エ単一のブランドを強調するだけでなく,同一カテゴリで複数ブランドを使い分けることによって,市場シェアの獲得を狙う戦略である。
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✓ これが正解ア既存のブランドネームをそのまま用いた上で,対象市場を新しいマーケットセグメントに変更し,売上高の増加を狙う戦略である。
解説
ブランド名はそのままに、狙う市場を新しいセグメントへ移します。
ブランドリポジショニング戦略は、既存のブランドネームを変えずに、そのブランドの位置付けを見直す戦略です。これまでとは異なる顧客層や用途、つまり新しいマーケットセグメントに対象を移すことで、ブランドに新しい需要を呼び込み、売上高の増加を狙います。リポジショニングという名のとおり、変えるのは市場の中でのブランドの位置であって、ブランドの名前ではありません。見分けるときは、ブランドネームを残すか替えるか、対象の市場や商品を変えるかどうかの二つの軸で選択肢を整理します。名前はそのまま、狙う相手を変えるのがリポジショニング、と覚えておくと他のブランド戦略と区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ既存のブランドネームを他の商品においても…:既存のブランドネームを他の商品にも使い、知名度を新商品の販売に活かすのは、ブランドを別の商品へ広げる戦略です。変えているのは対象の市場ではなく扱う商品なので、位置付けの見直しとは異なります。
- ウ従来の市場をターゲットとし続けるが,従来…:従来の市場を狙い続けながらブランドネームを新しいものに替えるのは、名前を刷新する戦略です。リポジショニングは名前を保ったまま対象の市場を変えるもので、変える対象が逆になっています。
- エ単一のブランドを強調するだけでなく,同一…:同じカテゴリで複数のブランドを使い分けて市場シェアを狙うのは、複数ブランドを並べる戦略です。一つの既存ブランドの対象市場を移すリポジショニングとは、考え方が異なります。
この問題の用語
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22
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