第40回 午後 問156
給食経営管理論
給食課長に関する問題
図は、給食業務を外部委託しているK病院の栄養管理部の体制を示したものである。給食課長が担当する業務に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
図 K病院の栄養管理部の体制:
- 栄養管理部長(管理栄養士)
- 栄養課長(管理栄養士)
- 栄養課主任(管理栄養士)
- 管理栄養士
- 栄養課主任(管理栄養士)
- 給食課長(管理栄養士)
- 給食課主任(管理栄養士)
- 管理栄養士
- 給食課主任(管理栄養士)
- 栄養課長(管理栄養士)
- 給食受託会社(K病院事業所)(点線の枠で囲まれ、栄養管理部の線とはつながっていない)
- 管理栄養士
- 栄養士
- 調理師
- 調理員
- 1栄養管理部の長期的な運営方針を策定する。
- 2栄養課の業務を統括する。
- 3給食課の業務目標を策定する。
- 4給食受託会社の人事管理を行う。
- 5入院患者の栄養状態を評価する。
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✓ これが正解3給食課の業務目標を策定する。
解説
給食課長は、給食課の業務目標を策定します。
組織では、上の階層ほど長期的・全体的な方針を決め、中間の管理者は自分の部署の目標を立てて業務を統括します。また、給食業務を委託している場合、受託会社の従業員への指示や人事は受託会社が自ら行います。誰がどの範囲を管理するかを組織図の線で確かめるのが判断の軸です。
K病院の図では、給食課長は栄養管理部長の下にあり、給食課主任と管理栄養士を部下にもつ中間の管理者です。中間の管理者は、部長が示す方針を受けて、自分の課の業務目標を具体的に策定し、その達成に向けて課を動かす役割をもちます。したがって、給食課の業務目標の策定は給食課長の担当として最も適当です。
一方、受託会社の枠は点線で囲まれ、栄養管理部の線とつながっていないことから、給食課長が受託会社の人事を直接管理する立場ではないと読み取れます。組織図では、線がつながっている範囲が自分の管理する範囲と見ると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1栄養管理部の長期的な運営方針を策定する。:栄養管理部全体の長期的な運営方針は、部の最上位にいる栄養管理部長が策定するものです。給食課長は部長の方針を受けて、自分の課の目標に落とし込む立場にあります。
- 2栄養課の業務を統括する。:栄養課の業務を統括するのは、栄養課の長である栄養課長です。給食課長と栄養課長は部長の下で並ぶ別々の課の長なので、給食課長が栄養課を統括することはありません。
- 4給食受託会社の人事管理を行う。:給食受託会社の管理栄養士や調理師などの人事管理は、雇用主である受託会社が行います。図でも受託会社は点線で囲まれ、栄養管理部とは線でつながっていません。
- 5入院患者の栄養状態を評価する。:入院患者の栄養状態の評価は、一般に臨床の栄養管理を担う部署の業務です。この組織では給食の運営を担う給食課とは別に栄養課があり、給食課長の担当業務とは考えにくい内容です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問156(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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