過去問解きまくり研究所 ホーム

第40回 午前 問73

基礎栄養学

食後と比べたときの空腹時の脂質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

答えと解説を見る

✓ これが正解3肝臓でβ酸化が亢進する。

解説

空腹時は脂肪酸が肝臓に運ばれ、β酸化が亢進します。

空腹時は、インスリンが下がりグルカゴンなどが上がることで、脂肪組織に蓄えた中性脂肪を分解してエネルギー源にする方向へ代謝が切り替わります。脂肪組織から放出された遊離脂肪酸は肝臓に取り込まれ、ミトコンドリアでβ酸化されてアセチルCoAになります。したがって、肝臓でβ酸化が亢進します。

ほかの記述は、食後に起こる変化を空腹時に当てはめたものか、ケトン体をつくる臓器と使う臓器を取り違えたものです。肝臓でβ酸化から余ったアセチルCoAはケトン体に変えられ、血液に乗って肝臓以外の組織へ運ばれます。

したがって、肝臓でβ酸化が亢進するという記述が適当です。ケトン体は肝臓でつくって肝臓以外で使う、と生産と消費の場所を分けて覚えると、空腹時の脂質代謝の問いを整理しやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問73(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

同じ用語が出る問題

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)