平成28年度 春期 午前Ⅱ 問11
データ操作
等結合だけに適用できるもの
表の結合演算アルゴリズムのうち,等結合だけに適用できるものはどれか。
- ア入れ子ループ法
- イ索引結合法
- ウソートマージ法
- エハッシュ法
答えと解説を見る
✓ これが正解エハッシュ法
解説
ハッシュ法は等しい値を同じ区画に集めるので、等結合専用です。
ハッシュ法は、結合に使う列の値にハッシュ関数を適用し、同じ値をもつ行を同じ区画に集めてから、区画の中で突き合わせる方法です。ハッシュ関数は値の大小の順序を保たないので、等しいかどうかは確かめられても、大きいか小さいかという条件では、どの区画を探せばよいかが分かりません。そのため、ハッシュ法は等結合にしか使えません。ほかの方法は、全行を総当たりで比べたり、値の順序を利用したりするので、不等号の条件にも使えます。ハッシュは同じ値を同じ場所へ送る仕組みで、順序の情報は失われる、という点を押さえると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア入れ子ループ法:入れ子ループ法は、一方の表の各行について、もう一方の表の全行と結合条件を比べる方法です。比べる条件は等号に限らないので、大小比較による結合にも使え、等結合だけに限られません。
- イ索引結合法:索引結合法は、内側の表の索引を使って結合条件に合う行を探す方法です。B木のように値の順序を保つ索引を使えば範囲の条件でも探せるので、等結合だけに限られるものではありません。
- ウソートマージ法:ソートマージ法は、両方の表を結合に使う列で整列し、先頭から順に突き合わせる方法です。値の並び順を利用するので、大小比較を含む条件にも応用でき、等結合専用ではありません。
この問題の用語
- アルゴリズム問題を解くための、決まった手順や考え方そのものです。同じ問題でも手順によって、処理にかかる時間や必要な記憶量が変わります。
- ハッシュハッシュ関数で作られた値そのもの。元に戻せないので、中身を見せずに同じかどうかだけを確かめるのに使えます。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問17:デッドロックに関する問題(アルゴリズム)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問17:データウェアハウスに関する問題(ハッシュ)
- 令和2年度 10月 午前Ⅱ 問19:エクスプロイトコードの説明(ハッシュ)
- 令和2年度 10月 午前Ⅱ 問18:最終的な結合を行う方式(ハッシュ)
- 令和2年度 10月 午前Ⅱ 問13:ハッシュ方式に関する問題(ハッシュ)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)