平成23年度 特別 午前Ⅱ 問23
システム構成要素
操作に不慣れな人も利用するシステムでは,間違ったデータが入力されることが想定される。誤入力が発生しても,プログラムやシステムを異常終了させずに,エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。
- アフールプルーフ
- イフェールセーフ
- ウフェールソフト
- エフォールトトレランス
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✓ これが正解アフールプルーフ
解説
誤った入力でも異常終了せず次の操作を促す設計がフールプルーフです。
信頼性を高める設計にはいくつかの考え方があり、見分ける軸は、何に備えた設計かです。フールプルーフは、人が操作や入力を誤ることを前提に、誤ってもシステムが異常な状態に陥らないようにする設計です。入力値をチェックしてエラーメッセージを表示し、正しい入力を促すのは典型的な例です。これに対し、ほかの三つの考え方は、主に機器や構成要素の故障が起きたときにどう振る舞うかを考える設計です。人の誤りへの備えがフールプルーフ、故障への備えがそのほか、と分けて覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イフェールセーフ:フェールセーフは、故障が起きたときに、システムを安全な側の状態に移して被害を防ぐ設計です。止めることで安全を守るといった考え方で、利用者の誤入力に対処するための設計ではありません。
- ウフェールソフト:フェールソフトは、故障が起きたときに、故障した部分を切り離すなどして、機能や性能を落としてでも処理を続ける設計です。部品の故障を前提とした考え方で、利用者の誤入力に備えるものではありません。
- エフォールトトレランス:フォールトトレランスは、構成要素の一部に障害が起きても、冗長化などによってシステム全体の機能を保ち続ける考え方です。誤りではなく故障への備えであり、入力チェックで次の操作を促す設計の名前ではありません。
この問題の用語
- フールプルーフ人が操作を誤っても危険や故障につながらないようにする設計のこと。故障しても安全側に倒すフェールセーフとは着眼点が違います。
- フェールセーフ故障しても危険が生じないように、安全な側へ倒しておく設計です。誤った操作そのものをできなくする考え方とは区別されます。
出典:平成23年度 特別 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問23
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問12:フェールソフトに関する問題(フールプルーフ)
- 平成27年度 春期 午前Ⅱ 問22(フェールセーフ)
- 平成25年度 春期 午前Ⅱ 問13:フェールソフトの例(フールプルーフ)
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