令和5年度 春期 午前 問72
ビジネスインダストリ
アグリゲーションサービスの問題
アグリゲーションサービスに関する記述として,適切なものはどれか。
- ア小売販売の会社が,店舗や EC サイトなどあらゆる顧客接点をシームレスに統合し,どの顧客接点でも顧客に最適な購買体験を提供して,顧客の利便性を高めるサービス
- イ物品などの売買に際し,信頼のおける中立的な第三者が契約当事者の間に入り,代金決済等取引の安全性を確保するサービス
- ウ分散的に存在する事業者,個人や機能への一括的なアクセスを顧客に提供し,比較,まとめ,統一的な制御,最適な組合せなどワンストップでのサービス提供を可能にするサービス
- エ本部と契約した加盟店が,本部に対価を支払い,販売促進,確立したサービスや商品などを使う権利を受け取るサービス
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ分散的に存在する事業者,個人や機能への一括的なアクセスを顧客に提供し,比較,まとめ,統一的な制御,最適な組合せなどワンストップでのサービス提供を可能にするサービス
解説
散らばった相手へ一括で届く窓口を作ります。
設問は、アグリゲーションサービスに関する記述として適切なものを、四つの中から選ばせています。四つとも実在するサービスの形を正しく述べているので、内容が正しいかどうかでは一つに絞れません。名前と中身が合っているかを問う型です。見分けの軸は、まとめる対象が何か、の一点です。アグリゲートは寄せ集めるという意味の語ですから、ばらばらに存在するものを一か所から扱えるようにする話だと読み取れます。正解は、分散的に存在する事業者、個人や機能への一括的なアクセスを顧客に提供し、比較、まとめ、統一的な制御、最適な組合せなどワンストップでのサービス提供を可能にするサービスという説明です。ここで寄せ集めているのは、自社の中にあるものではなく、社外に散らばった多数の相手です。利用者から見れば、いくつもの窓口を回らずに済み、条件を並べて比べられ、一度の操作で扱えるようになります。提供する側は自ら商品を持たず、つなぐこと自体を値打ちにしているところが特徴です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア小売販売の会社が,店舗や EC サイトな…:まとめる相手が自社の店舗や販売サイトといった顧客との接点で、社外に散らばった多数の事業者ではありません。自社の中でつなぎ直す話にとどまっています。
- イ物品などの売買に際し,信頼のおける中立的…:中立の立場の第三者が間に入り、代金の受け渡しの安全を確保する仕組みです。取引を守る役目であって、多数の窓口を一か所にまとめる働きはありません。
- エ本部と契約した加盟店が,本部に対価を支払…:本部に対価を払った加盟店が、確立した商品や販売の仕組みを使う権利を受け取る形です。事業者を横に並べて比べさせる仕組みにはなっていません。
この問題の用語
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問72
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)