令和4年度 春期 午前 問18
ソフトウェア
フラグメンテーションに関する記述
フラグメンテーションに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア可変長ブロックのメモリプール管理方式では,様々な大きさのメモリ領域の獲得や返却を行ってもフラグメンテーションは発生しない。
- イ固定長ブロックのメモリプール管理方式では,可変長ブロックのメモリプール管理方式よりもメモリ領域の獲得と返却を速く行えるが,フラグメンテーションが発生しやすい。
- ウフラグメンテーションの発生によって,合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず,必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある。
- エメモリ領域の獲得と返却の頻度が高いシステムでは,フラグメンテーションの発生を防止するため,メモリ領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要がある。
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✓ これが正解ウフラグメンテーションの発生によって,合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず,必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある。
解説
合計は足りても連続した領域が取れません。
設問は、フラグメンテーションに関する記述として適切なものを、四つの中から選ばせています。フラグメンテーションとは、領域の獲得と返却を繰り返すうちに空きが細切れに散らばってしまい、まとまった大きさの領域を切り出せなくなる状態のことです。ですから見分けの軸は、その記述がこの細切れという性質を素直に述べているか、それとも起きやすさや対処の頻度について言い過ぎていないか、という点になります。正解の記述は、フラグメンテーションの発生によって、合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず、必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある、というものです。たとえば十キロバイトの空きが六か所に散っていれば、合わせて六十キロバイトあっても、三十キロバイトをひとつながりで求められると応えられません。定義をそのまま述べた記述が答えになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア可変長ブロックのメモリプール管理方式では…:可変長ブロックのメモリプール管理方式では、様々な大きさの獲得や返却を行っても発生しないという記述です。切り出す大きさがそのつど違えば隙間が残るので、述べている向きが逆です。
- イ固定長ブロックのメモリプール管理方式では…:固定長ブロックのメモリプール管理方式のほうが発生しやすいという記述です。速さについての前半は正しいのですが、大きさがそろっていれば返ってきた区画をそのまま次に回せるため、後半が逆になっています。
- エメモリ領域の獲得と返却の頻度が高いシステ…:領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要があるという記述です。使われなくなった領域を回収する処理は重く、その間は領域に触れないので、必要になったときにまとめて行うものです。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問18
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