平成30年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
ブロードキャストに関する問題
イーサネットで用いられるブロードキャストフレームによるデータ伝送の説明として,適切なものはどれか。
- ア同一セグメント内の全てのノードに対して,送信元が一度の送信でデータを伝送する。
- イ同一セグメント内の全てのノードに対して,送信元が順番にデータを伝送する。
- ウ同一セグメント内の選択された複数のノードに対して,送信元が一度の送信でデータを伝送する。
- エ同一セグメント内の選択された複数のノードに対して,送信元が順番にデータを伝送する。
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✓ これが正解ア同一セグメント内の全てのノードに対して,送信元が一度の送信でデータを伝送する。
解説
一度の送信で同一セグメントの全ノードへ届きます。
イーサネットのブロードキャストフレームによるデータ伝送がどういうものかを選ぶ問いです。四つの選択肢は、あて先が全てのノードか選択された複数のノードか、という軸と、一度の送信で済ませるか順番に送るか、という軸の二つで組まれた表になっています。ですから軸を一本ずつ決めれば、ます目が一つに定まります。まず語をほどきます。ブロードキャストは、広くという意味の語と、まくという意味の語からできていて、放送を指します。放送と同じで、一度電波を出せば聞ける者が全員受け取ります。相手ごとに送り直すわけではありません。したがって、あて先は全てのノード、送信は一度、という組合せが正解です。あて先の種別を三つ並べておくと位置づけがはっきりします。一対一で特定の相手に送るユニキャスト、一対特定多数で選ばれた複数の相手へ一度に送るマルチキャスト、一対全部で同じセグメントにいる全員へ届くブロードキャストです。ブロードキャストは三つ目にあたり、あて先のMACアドレスの全てのビットを1にすることで、みんな宛てという約束を表します。見分けの軸は二つで、届く相手の範囲と、送信の回数です。実際に使われている場面でも確かめられます。IPアドレスから相手のMACアドレスを問い合わせる仕組みは、同じセグメント全体へ一度だけ呼びかけ、当てはまる一台だけが個別に返事をします。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ同一セグメント内の全てのノードに対して,…:届く相手の範囲は合っていますが、送信元が順番に送るという点が誤りです。相手の数だけ送信を繰り返す形になり、これは一対一の送り方を人数分反復したものにあたります。放送のような一斉の送り方とは仕組みが違います。
- ウ同一セグメント内の選択された複数のノード…:送信が一度である点は合っていますが、届く相手を選ばれた複数のノードに限っています。これは一対特定多数の送り方の説明で、あて先を選ばずに同じセグメントの全員へ届ける送り方とは範囲が異なります。
- エ同一セグメント内の選択された複数のノード…:届く相手を選ばれた複数のノードに限ったうえ、順番に送るとも述べており、二つの軸の両方で外れています。範囲も送信回数も条件を満たさないので、この記述にあたる送り方は設問が求めているものではありません。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
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