平成26年度 春期 午前 問24
マルチメディア
PDFの特徴
PDF の特徴として,適切なものはどれか。
- アインターネットでの電子文書の配布に適しており,CSS によって表示や印刷のレイアウト制御が行える。
- イ使用するフォントを文書ファイルに埋め込むことができ,閲覧や印刷時に使用するコンピュータ環境が異なっても,作成時と同じ字形で表示できる。
- ウ一つのファイルの中に複数のページが格納でき,各ページは印刷再現性を重視した高解像度のビットマップ画像である。
- エファイル構造は XML の記述形式を用いてレイアウトなどの表示情報をもっており,特定の閲覧ソフトを必要としない。
答えと解説を見る
✓ これが正解イ使用するフォントを文書ファイルに埋め込むことができ,閲覧や印刷時に使用するコンピュータ環境が異なっても,作成時と同じ字形で表示できる。
解説
どこで開いても同じ字形で出すため、フォントを埋め込みます。
設問は、PDF の特徴に当たる記述を選ばせています。この形式が何を守るために作られたかを先に一語で決めておくと、四つの記述は素早く仕分けられます。守るのは再現性、つまりどの環境で開いても作ったときと同じ見た目になることです。そこで最大の妨げになるのが、相手の機器に同じフォントが入っていないことです。フォントが無ければ別のフォントで代用され、字幅が変わり、行の折り返しが動き、版面が崩れてしまいます。だからこの形式は、使ったフォントそのものを文書に埋め込めるようにしています。閲覧や印刷をする環境が違っても作成時と同じ字形で表示できる、という記述が正解です。あわせて押さえておくと、この形式は文字や線を位置と形の指示として持つので、拡大しても輪郭が崩れません。電子的な紙と呼ばれるのは、こうした固定のしかたによるものです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインターネットでの電子文書の配布に適して…:配布に向くという前半は合っていますが、体裁を CSS で制御するという後半が誤りです。これは HTML など別の形式の担当であり、作った時点で版面が確定する PDF を外部の指定で組み直すことはしません。
- ウ一つのファイルの中に複数のページが格納で…:一つのファイルに複数のページを収められる点は合っていますが、各ページが画素の集まりだという部分が誤りです。紙を読み取って作った場合に中身が画像になることはありますが、それは作り方の違いにすぎません。
- エファイル構造は XML の記述形式を用い…:ファイルの組み立て方は XML の記述形式ではなく、独自の構造です。表示には対応した閲覧環境が必要なので、閲覧ソフトを選ばないという部分も言い過ぎになります。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問24
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)