平成22年度 春期 午前 問36
ネットワーク
OSI基本参照モデルに関する問題
OSI 基本参照モデルにおいて,アプリケーションプロセス間での会話を構成し,同期をとり,データ交換を管理するために必要な手段を提供する層はどれか。
- アアプリケーション層
- イセション層
- ウトランスポート層
- エプレゼンテーション層
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✓ これが正解イセション層
解説
会話の開始と同期を受け持つのがセション層です。
OSI 基本参照モデルの問いは、設問に出てくる動詞を層の役割に翻訳してから当てると迷いません。ここで並んでいるのは、会話を構成する、同期をとる、データ交換を管理する、の三つです。会話とはひとつながりのやり取りのことで、その開始から終了までを取り仕切るのが第 5 層のセション層です。同期をとるというのは、途中に区切りの目印を置いて、やり取りが中断してもそこから再開できるようにすることで、これもこの層の受け持ちです。データ交換を管理するというのも、どちらから送るか、同時に送ってよいかといった進め方を決めることなので、同じ層に収まります。三つとも同じ層を指しているので、正解はセション層です。上位の三つの層はどれも離れた場所にあるプログラム同士のやり取りを扱うので、誰と誰の間かという言葉では絞れません。絞るのは会話と同期のほうです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアプリケーション層:この層が受け持つのは、電子メールやファイル転送のような業務そのものにあたる働きです。設問の前半に出てくるプログラム同士という言葉は、どの層かではなく誰と誰の間かを述べたものです。
- ウトランスポート層:この層は、端から端までデータを取りこぼしなく届けることを受け持ちます。誤りを直したり順序をそろえたりはしますが、やり取りを一つのまとまりとして区切る仕事は担いません。
- エプレゼンテーション層:この層が受け持つのは、文字の符号やデータの形式をそろえるといった表現の変換です。届いたものをどう解釈するかの担当であり、やり取りの始まりや区切りを管理するわけではありません。
この問題の用語
- トランスポート層相手の機器の中で、どのアプリに渡すかを決める層です。ポート番号で見分けるのがこの層で、TCPとUDPが代表です。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問36
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問34:トランスポート層に位置するもの(トランスポート層)
- 令和2年度 10月 午前 問33:レイヤ2スイッチに関する問題(トランスポート層)
- 平成28年度 秋期 午前 問31:ルータの機能に関する記述(トランスポート層)
- 平成23年度 秋期 午前 問35:ルータの機能に関する記述(トランスポート層)
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