平成22年度 秋期 午前 問20
ソフトウェア
UNIXのデーモンに関する記述
UNIX のデーモンに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- アOS がアプリケーション間の連携機能として提供するサービスであり,これを使うと表計算ソフトで作成したグラフをワープロソフトの文書に取り込むことが可能になる。
- イOS がアプリケーションに対して呼出し方式で提供するシステムサービスであり,呼出し方式が同じであれば,アプリケーションは OS の差を意識しなくてもよい。
- ウOS と同時又は必要に応じて起動され,バックグラウンドで常に動作しており,プリントキューからの印刷を管理したり,通信などの機能を提供する。
- エOS と利用者のインタフェースを提供するプログラムであり,利用者がログインすると指定されたものが起動される。
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✓ これが正解ウOS と同時又は必要に応じて起動され,バックグラウンドで常に動作しており,プリントキューからの印刷を管理したり,通信などの機能を提供する。
解説
デーモンは背後で常に動き、要求を待ち続けます。
4 つの記述はそれぞれ別の用語の説明になっているので、1 つずつ名前を当ててから選ぶのが確実です。UNIX でいうデーモンには特徴が 3 つあります。利用者の操作を待たずに背後で動くこと、起動したまま要求が来るのを待ち続けること、そして印刷の管理や通信のように、表に出ない裏方の仕事を受け持つことです。設問の正しい記述には、この 3 つがそのまま並んでいます。OS と同時に、あるいは必要に応じて起動され、背後で常に動作しており、印刷の待ち行列からの処理を管理したり通信などの機能を提供したりする、という内容です。紛らわしいのは、利用者の入力を受け取る部分との違いですが、分かれ目は利用者と向き合うかどうかにあります。操作を受け取る側は前面に立ち、こちらは利用者が直接触らない背面で動きます。設問が最も適切なものを求めている点も、3 つの特徴がすべてそろう記述を選ぶ、という読み方で処理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アOS がアプリケーション間の連携機能とし…:表計算で作った図表を文書へ取り込むといった、応用ソフトウェアどうしをつなぐ仕組みの説明です。背後で要求を待ち続ける常駐の仕組みとは別の層の話になります。
- イOS がアプリケーションに対して呼出し方…:応用ソフトウェアが基本ソフトウェアの機能を呼び出すための約束事の説明です。呼び方をそろえて差を意識させない仕組みであって、常駐して待つ部分ではありません。
- エOS と利用者のインタフェースを提供する…:利用者が打ち込んだ内容を受け取り、基本ソフトウェアへ渡す部分の説明です。ログインしたときに起動される前面の窓口なので、裏方として待ち続ける側とは役が違います。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問20
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