令和8年度 北海道 午前 問51
主な医薬品とその作用
歯や口中に用いる薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1歯痛薬では、齲蝕が修復されることはない。
- 2歯槽膿漏薬には、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
- 3歯槽膿漏薬には、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもあり、外用薬と併せて用いると効果的である。
- 4歯槽膿漏薬には、歯周組織の修復を促すことを目的として、チモールが配合されている場合がある。
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✓ これが正解4歯槽膿漏薬には、歯周組織の修復を促すことを目的として、チモールが配合されている場合がある。
解説
チモールは殺菌消毒成分で、組織修復が目的ではないので誤り
手引き第3章の歯や口中に用いる薬のうち、歯痛薬と歯槽膿漏薬の知識で判断します。
歯痛薬は、歯の齲蝕(むし歯)による歯痛を応急的に鎮めることを目的とするもので、歯の齲蝕が修復されることはないため、早めに歯科を受診することが基本です。この記述は正しいものです。歯槽膿漏薬には、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合があるという記述も正しく、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもあり、外用薬と併せて用いると効果的であるという記述も正しい内容です。
誤っているのは、チモールを歯周組織の修復を目的とした成分とする記述です。チモールは、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として配合される殺菌消毒成分です。歯周組織の修復を促す目的で配合されるのは、アラントインなどの組織修復成分です。よって、チモールの配合目的を歯周組織の修復とした記述が正解です。チモールは殺菌消毒、アラントインは組織修復、カルバゾクロムは止血、と成分と目的を一対一で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1歯痛薬では、齲蝕が修復されることはない。:正しい記述です。歯痛薬はむし歯による痛みを応急的に鎮めるためのもので、むし歯そのものを治すことはできないため、早めに歯科を受診することが基本です。
- 2歯槽膿漏薬には、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。:誤りのない記述です。カルバゾクロムは血を止める成分で、歯ぐきの炎症による出血を抑える狙いで歯槽膿漏薬に入れられることがあります。
- 3歯槽膿漏薬には、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもあり、外用薬と併せて用いると効果的である。:正しい記述です。歯槽膿漏薬には患部に用いる外用薬だけでなく内服薬もあり、両方を併せて用いると効果的とされています。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問51(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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