令和7年度 春期 午前Ⅱ 問16
セキュリティ
リスクマトリックスの定義
JIS Q 0073:2010(リスクマネジメント-用語)におけるリスクマトリックスの定義はどれか。
- ア結果及び起こりやすさの範囲を明確化することによって,リスクの順位付けと表示を行う手段
- イ結果とその起こりやすさの組合せとして表現される,リスク又は組み合わさったリスクの大きさ
- ウ組織に追求する又は保有する意思があるリスクの量及び種類
- エリスク全体を更に完全に理解することを進展させるために,幾つかのリスクを一つのリスクに組み合わせたもの
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✓ これが正解ア結果及び起こりやすさの範囲を明確化することによって,リスクの順位付けと表示を行う手段
解説
リスクマトリックスは、結果と起こりやすさでリスクを順位付けし表示する手段です。
JIS Q 0073:2010では、リスクマトリックスは、結果及び起こりやすさの範囲を明確にすることで、リスクを順位付けして表示するための手段とされています。縦軸と横軸に結果の大きさと起こりやすさの段階をとった表に個々のリスクを置くと、どのリスクを優先して扱うべきかが一目で分かります。見分ける軸は、記述が道具を指しているか、量や大きさを指しているか、複数のリスクのまとめ方を指しているかです。ほかの選択肢は、リスクの大きさ、組織がとる意思のあるリスクの量、まとめたリスクを定義した文です。表に並べて順位を付ける道具がマトリックス、と覚えると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ結果とその起こりやすさの組合せとして表現…:結果とその起こりやすさの組合せとして表されるリスクの大きさは、リスクレベルの定義です。リスクマトリックスはその大きさを並べて比べるための道具であり、大きさそのものを指す用語ではありません。
- ウ組織に追求する又は保有する意思があるリス…:組織が追求したり保有したりする意思のあるリスクの量と種類は、リスク選好の定義です。組織の姿勢を表す用語であり、個々のリスクを順位付けして表示する手段ではありません。
- エリスク全体を更に完全に理解することを進展…:リスク全体の理解を進めるために幾つかのリスクを一つにまとめたものは、リスク集約の定義です。複数のリスクを組み合わせる操作の結果であり、順位付けと表示のための道具ではありません。
この問題の用語
- リスクレベル結果の大きさと、その起こりやすさを組み合わせて表したリスクの大きさ。対応の優先順位や、判断の目安にする基準とは別のものです。
- リスクマネジメントリスクを見つけて分析し、対応を決めて見直し続ける一連の活動です。組織に合わせて作られることが、原則の一つに挙げられています。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問16
同じ用語が出る問題
- 平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問17:EMV(期待金額価値)の算出式(リスクマネジメント)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問1:JIS Q 31000の問題(リスクマネジメント)
- 平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問19:リスクの受容策(リスクマネジメント)
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