第58回 午後 問57
解剖学
腎臓で正しいのはどれか。
- 1糸球体は腎髄質に集まる。
- 2輸出細動脈は集合管につながる。
- 3ネフロンは糸球体と尿細管からなる。
- 4輸入細動脈はHenle係蹄につながる。
- 5腎乳頭はBowman囊に覆われている。
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✓ これが正解3ネフロンは糸球体と尿細管からなる。
解説
ネフロンは、糸球体を含む腎小体と尿細管からなる単位です。
この問は、腎臓の中で尿がどこでどのようにつくられるか、その構造の並び順で判断します。
ネフロンは尿をつくる腎臓の基本単位で、血液をこし取る腎小体(糸球体とそれを包むBowman囊)と、こし取られた原尿から必要なものを再吸収する尿細管からなります。ネフロンが糸球体と尿細管からなるという記述は正しいです。
血管の流れは、輸入細動脈から糸球体の毛細血管に入り、輸出細動脈となって出て、尿細管の周りの毛細血管へ続きます。輸入細動脈がHenle係蹄(ループ)に、輸出細動脈が集合管につながるわけではありません。尿の流れは、Bowman囊、近位尿細管、Henle係蹄、遠位尿細管、集合管の順です。糸球体は主に腎臓の外側の皮質に集まっています。腎乳頭は集合管が開く髄質の先で、腎杯に囲まれています。血管の流れと尿の流れを別々の道として並べて覚えると、つながりを取り違えにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1糸球体は腎髄質に集まる。:糸球体は腎臓の外側の層である腎皮質に集まっています。腎髄質には、Henle係蹄や集合管など、尿細管の一部が主に並んでいます。
- 2輸出細動脈は集合管につながる。:輸出細動脈は糸球体から出たあと、尿細管を取り巻く毛細血管へ続きます。集合管は尿が流れる管で、血管とは直接つながりません。
- 4輸入細動脈はHenle係蹄につながる。:輸入細動脈は糸球体の毛細血管に血液を送り込む血管です。Henle係蹄は尿細管の一部で、血管の行き先ではありません。
- 5腎乳頭はBowman囊に覆われている。:腎乳頭は集合管が開口する髄質の先端で、腎杯に包まれて尿をそこへ流します。Bowman囊は糸球体を包む袋で、腎乳頭とは場所が違います。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問57(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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