令和6年度 春期 午前Ⅱ 問8
セキュリティ実装技術
リモートアクセス環境において,認証情報やアカウンティング情報をやり取りするプロトコルはどれか。
- アCHAP
- イPAP
- ウPPTP
- エRADIUS
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✓ これが正解エRADIUS
解説
認証とアカウンティングの情報をやり取りするのは RADIUS です。
RADIUS は、リモートアクセスの入口となる機器と認証サーバの間で、利用者の認証情報や、接続時間などを記録するアカウンティング情報をやり取りするプロトコルです。入口の機器は利用者から受け取った ID とパスワードなどを RADIUS サーバへ送り、許可するかどうかの結果を受け取ります。接続の開始や終了の記録も同じサーバへ送るので、認証と記録を一か所で管理できます。見分ける軸は、アカウンティングまで含めて扱うかどうかです。残りの選択肢は、利用者を確かめる手順だけ、またはトンネルを作る仕組みで、記録のやり取りは受け持ちません。認証とアカウンティングをまとめて担うのが RADIUS、と覚えると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCHAP:CHAP は、PPP の接続で相手を確かめる認証の手順です。サーバが送るチャレンジと共有の秘密からハッシュ値を作って応答するので、パスワードそのものは流れません。ただし、アカウンティング情報を運ぶ仕組みは持っていません。
- イPAP:PAP も PPP で使う認証の手順で、ID とパスワードをそのまま送って確かめます。仕組みが単純な分、パスワードが平文で流れる弱さがあり、接続時間などのアカウンティング情報をやり取りする役目もありません。
- ウPPTP:PPTP は、PPP のフレームを IP ネットワーク上で運ぶためのトンネルを作るプロトコルで、VPN の方式の一つです。通信路を用意する仕組みであり、認証情報やアカウンティング情報を管理するためのものではありません。
この問題の用語
- 認証名乗ったとおりの本人か、通信の相手が本物かを確かめる手続き。ここを経ずに入り込む裏口があると、後の許可の仕組みが働きません。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8
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