平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問8
通信プロトコル
マルチキャストに関する問題
マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり,マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルはどれか。
- アARP
- イIGMP
- ウLDAP
- エRIP
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✓ これが正解イIGMP
解説
マルチキャストグループの参加・離脱の管理には IGMP を使います。
マルチキャストは、一つの送信を特定のグループに属する複数のホストへまとめて届ける通信です。ルータは、自分の先のネットワークにそのグループの受信者がいるかを知らないと、無駄なく配送できません。IGMP は、ホストがグループへの参加や離脱をルータに知らせ、ルータが参加しているホストの有無を問い合わせるためのプロトコルで、まさに設問の場面で使われます。見分ける軸は、そのプロトコルが何と何のやり取りを扱うかです。マルチキャストのグループ管理は IGMP、と目的と名前を組にして覚えると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アARP:ARP は、同じネットワーク上の通信相手の IP アドレスから MAC アドレスを求めるためのプロトコルです。アドレスの対応を調べるもので、マルチキャストグループの参加や離脱を扱う仕組みではありません。
- ウLDAP:LDAP は、利用者や機器などの情報を収めたディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルです。ネットワーク層でのグループ管理ではなく、アプリケーションが情報を検索したり更新したりするために使います。
- エRIP:RIP は、ルータどうしが経路情報を交換して経路表を作るためのルーティングのプロトコルです。ホストとルータの間でマルチキャストグループへの参加状況をやり取りする仕組みは持っていません。
この問題の用語
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
出典:平成27年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:可変長サブネットマスクの問題(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問1:BGP-4に関する問題(ルータ)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問7:BGP-4の説明(ルータ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問13:マルチキャストに関する記述(ルータ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:ICMPのメッセージに関する説明(ルータ)
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