第115回 午後 問9
必修問題
結晶性知能に関する問題
結晶性知能はどれか。
- 1外国語の単語を暗記する。
- 2制限時間内に暗算をする。
- 3新しいパソコンの使い方を覚える。
- 4よく利用する病院から自宅への近道を考える。
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✓ これが正解4よく利用する病院から自宅への近道を考える。
解説
経験を生かして近道を考えるのは結晶性知能のはたらきです。
知能には、大きく分けて流動性知能と結晶性知能があります。流動性知能は、新しいことを覚えたり、すばやく計算したり、初めての場面に対応したりする力で、若いころにピークを迎え、加齢とともに低下しやすいとされます。結晶性知能は、これまでの経験や学習で積み重ねた知識や判断力を使う力で、高齢になっても保たれやすい知能です。
外国語の単語を新たに暗記するのは、新しい情報を覚える力なので流動性知能です。制限時間内に暗算をするのは、情報をすばやく処理する力で、これも流動性知能です。新しいパソコンの使い方を覚えるのも、初めてのことに適応する力です。一方、よく利用する病院から自宅への近道を考えるのは、何度も通った道の経験と知識を組み合わせて判断する行動なので、結晶性知能にあたります。
したがって、結晶性知能は近道を考える場面です。新しいこと・速さが必要なことは流動性、経験の積み重ねを生かすことは結晶性、と見分けましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1外国語の単語を暗記する。:外国語の単語を暗記するのは、初めて触れる情報を記憶にとどめる作業です。これは新しいことを学ぶ流動性知能のはたらきで、経験の蓄積を使う結晶性知能ではありません。
- 2制限時間内に暗算をする。:時間を区切って暗算をするのは、数を頭の中ですばやく処理する力が求められる課題です。処理の速さに関わるのは流動性知能で、経験から生まれる結晶性知能とは異なります。
- 3新しいパソコンの使い方を覚える。:新しいパソコンの使い方を覚えるのは、これまでにない機器や手順に適応する場面です。初めての状況に対応する力は流動性知能にあたり、結晶性知能の例ではありません。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問9(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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