令和元年度 秋期 午前 問22
コンピュータ構成要素
論理積に関する問題
次の回路の入力と出力の関係として,正しいものはどれか。
回路(論理回路の図。図記号の意味は冊子冒頭の「問題文中で共通に使用される表記ルール」〔論理回路〕による):
上の AND ← [A を NOT したもの] と [B] 下の AND ← [B を NOT したもの] と [A] OR ← [上の AND の出力] と [下の AND の出力] ⇒ 出力 X
逐語で書くと,上の AND は「A を否定したもの」と「B」を入力にとり,下の AND は「B を否定したもの」と「A」を入力にとる。その2つの AND の出力を OR に入れたものが X である。
- ア入力 A・B と出力 X: (0,0)→0,(0,1)→0,(1,0)→0,(1,1)→1
- イ入力 A・B と出力 X: (0,0)→0,(0,1)→1,(1,0)→1,(1,1)→0
- ウ入力 A・B と出力 X: (0,0)→1,(0,1)→0,(1,0)→0,(1,1)→0
- エ入力 A・B と出力 X: (0,0)→1,(0,1)→1,(1,0)→1,(1,1)→0
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✓ これが正解イ入力 A・B と出力 X: (0,0)→0,(0,1)→1,(1,0)→1,(1,1)→0
解説
二つの入力が違うときだけ1になる、排他的論理和です。
回路をたどると、上の論理積はAを否定したものとBを受け取っています。下の論理積には、Bの否定とAが入ります。上が1になるのはAが0でBが1のときだけです。下が立つのは、Bが0でAが1の組合せです。この二つを論理和でまとめているので、どちらか一方でも成り立てば出力は1になります。つまり出力が1になるのは、二つの入力が食い違っているときに限られます。両方とも0なら上も下も成り立たず、出力は0です。両方とも1のときも、否定した側が0になるので、やはり出力は0になります。できあがる真理値表は、二つが違うときだけ1という形になります。回路図は、否定がどちらの線に入っているかを追うのが第一歩です。入力が二つの回路は、四通りしか組合せがありません。表を先に埋めてから肢を見比べれば、記憶に頼らずに済みます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア入力 A・B と出力 X: (0,0)→…:両方が1のときだけ1になる形で、論理積そのものの真理値表です。この回路には否定が二つ入っているので、そのままの形にはなりません。否定の記号を見落とすと、いちばん選びやすい肢です。積は両方そろって初めて通る門です。
- ウ入力 A・B と出力 X: (0,0)→…:両方が0のときだけ1になる形です。論理和を否定した形にあたり、出力側にもう一つ否定を置いたときに現れます。この回路の出力側に否定は付いていないので、あてはまりません。出力側の丸印は、全体をひっくり返す働きです。
- エ入力 A・B と出力 X: (0,0)→…:両方が1のときだけ0になる形で、論理積を否定したものにあたります。二つが食い違うときに1になる点までは同じですが、両方0のときの値が違います。真理値表は四つの行を全部見比べる必要があります。一行でも食い違えば落とせます。
この問題の用語
- OR数学の手法を使って、いくつかの案から最も有利なものを選ぶ考え方です。期待される費用や利益を計算して比べるときに使います。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問22
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 科目A 問6:SQLに関する問題(OR)
- 令和6年度 科目A 問1:X□Yの真理値表(OR)
- 平成31年度 春期 午前 問22(OR)
- 平成31年度 春期 午前 問2:論理積に関する問題(OR)
- 平成30年度 秋期 午前 問2:排他的論理和に関する問題(OR)
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