平成27年度 春期 午前 問64
システム戦略
総業務時間に関する問題
ある営業部員の 1 日の業務活動を分析した結果は,表のとおりである。営業支援システムの導入によって訪問準備時間が 1 件当たり 0.1 時間短縮できる。総業務時間と 1 件当たりの顧客訪問時間を変えずに,1 日の顧客訪問件数を 6 件にするには,“その他業務時間”を何時間削減する必要があるか。
表(書き起こし): 1 日の業務活動の時間分析表
原典は見出しが3段の入れ子になった表です(「総業務時間」の下に「顧客訪問時間」と「社内業務時間」,
さらに「社内業務時間」の下に「訪問準備時間」と「その他業務時間」)。平らに開いて,階層を別に書きます。
| 総業務時間 | 顧客訪問時間 | 社内業務時間 | 訪問準備時間 | その他業務時間 | 1 日の顧客訪問件数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8.0 | 5.0 | 3.0 | 1.5 | 1.5 | 5 件 |
原典の見出しの階層:
総業務時間 ┬ 顧客訪問時間
└ 社内業務時間 ┬ 訪問準備時間
└ その他業務時間
「1 日の顧客訪問件数」の欄は,上の表とは別の枠として右に並んでいます。- ア0.3
- イ0.5
- ウ0.7
- エ1.0
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✓ これが正解ウ0.7
解説
訪問と準備を新しい値で置き、総業務時間に合わせて解きます。
この問いは、総業務時間を変えずに一日の業務の中身を組み替える計算です。動く数と動かない数を最初に区切ります。動かないのは総業務時間の八時間と、一件あたりの顧客訪問時間です。動くのは、訪問件数と、一件あたりの訪問準備時間、それにその他業務時間です。判定の軸は、変わったあとのそれぞれの内訳を足したら八時間になるという等式が立つかどうかの一点です。表からまず一件あたりの現在の値を割り戻すと、顧客訪問は五・〇時間を五件で一件あたり一・〇時間、訪問準備は一・五時間を五件で一件あたり〇・三時間です。そこに設問の変化を当てると、顧客訪問は一・〇時間の六件ぶんで六・〇時間、訪問準備は〇・三から〇・一を引いた〇・二時間の六件ぶんで一・二時間となり、合計は七・二時間になります。動かないと言われた総業務時間の八・〇時間からこれを引くと、残された自由の余地としてのその他業務時間は〇・八時間です。現在の一・五時間との差である〇・七時間が、求める削減の量です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア0.3:削減量を〇・三時間と取る内容です。訪問準備が一・五時間から一・二時間へ〇・三時間減るところを、そのままその他業務時間の削減量と読み替えると出てきます。件数が増えて顧客訪問が一時間ぶん伸びることを、まだ差し引いていません。
- イ0.5:削減量を〇・五時間と取る内容です。増える一件ぶんの顧客訪問一・〇時間から、いまの五件ぶんで浮く準備〇・五時間を差し引いた形にあたります。六件目にも〇・二時間の準備が必要なことを数え落としています。
- エ1.0:削減量を一時間と取る内容です。準備の短縮を見込まず一・五時間のまま置くと、顧客訪問の六・〇時間との合計が七・五時間、残るその他は〇・五時間となり、削減は一時間になります。一件あたり〇・一時間短くできるという条件を使っていません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成27年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問64(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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