平成21年度 秋期 午前 問18
ソフトウェア
固定長方式の特徴
様々なサイズのメモリ資源を使用するリアルタイムシステムのメモリプール管理において,可変長方式と比べた場合の固定長方式の特徴として,適切なものはどれか。
- アメモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く一定である。
- イメモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く不定である。
- ウメモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である。
- エメモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く不定である。
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✓ これが正解ウメモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である。
解説
効率は劣るが速度は速く一定になります。
四つの選択肢は、三つの軸の組合せでできています。メモリ効率が良いか悪いか、獲得及び返却の処理速度が速いか遅いか、そしてその速度が一定か不定かです。軸ごとに独立に決めていけば、選択肢を見比べずに絞り込めます。固定長方式は、要求の大きさにかかわらず決まった大きさの区画を一つ渡します。様々なサイズを扱うという設問の前提では使われない余りが必ず出るため、効率の面では劣ります。一方、空いている区画の一覧から先頭を一つ取るだけで済みます。可変長方式のように入る大きさの空きを探す手間が不要なので、掛かる時間は要求の中身に左右されず、毎回同じだけで済みます。リアルタイムシステムで求められるのは平均の速さではなく最悪の場合の見通しなので、効率の悪さを引き換えに時間の読みやすさを取る形になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アメモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度…:メモリ効率が良く処理速度は遅いとしています。決まった大きさの区画を渡す以上、要求より大きい分の余りが避けられず、効率についての判定が逆になっています。
- イメモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度…:効率と速度の二つの軸がどちらも逆で、そのうえ掛かる時間が要求ごとに変わるとしています。三つの軸のうち一つも合っていません。
- エメモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度…:効率と速度についての判定は合っていますが、掛かる時間が不定だとしています。空きを探す手間が無い以上、時間は毎回同じだけで済むので、この一点で外れます。
出典:平成21年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問18
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