平成22年度 春期 午前 問18
ソフトウェア
リアルタイムOSを活用する理由
エンジン制御,ハードディスク制御などの制御系ハードリアルタイムシステムでリアルタイム OS を活用する理由はどれか。
- アウイルス侵入の防御のためにメモリ保護機構が必要だから。
- イ定められた時間内にイベントに対応した処理を完了させる機構が必要だから。
- ウシステム全体のスループットを向上させる機構が必要だから。
- エ複数の独立したプログラムを並行して動かす機構が必要だから。
答えと解説を見る
✓ これが正解イ定められた時間内にイベントに対応した処理を完了させる機構が必要だから。
解説
締切までに終わることを保証する仕組みが必要です。
エンジンやハードディスクの制御では、答えが正しいだけでは足りず、決められた時間の内側で終わることそのものが求められます。遅れて出た正しい答えは、制御される側が先へ進んでしまった後なので使えません。リアルタイム OS は、優先度の高い処理へすぐ切り替え、割込みを受けてから処理が始まるまでの遅れに上限を置けるように作られています。だからハードリアルタイムシステムのように締切を守る必要のある場面で選ばれます。判定の軸は、求めているものが時間の上限の保証なのか、それとも安全や処理量や同時実行といった別の目的なのかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アウイルス侵入の防御のためにメモリ保護機構…:外から入り込む脅威を防ぐ仕組みについての説明です。守りを固める目的であって、処理が期限に間に合うかどうかという話とは別の軸にあります。
- ウシステム全体のスループットを向上させる機…:決まった時間にどれだけ多くの仕事をさばけるかを高める目的です。全体の量が増えても、一つ一つが期限の内側で終わる保証にはつながりません。
- エ複数の独立したプログラムを並行して動かす…:いくつもの処理を同時に動かす仕組みについての説明です。これは一般的な OSも備えている性質なので、制御の分野に限って選ぶ理由にはなりません。
この問題の用語
- ハードディスク磁気で記録する、代表的な記憶装置のことをいいます。回転する円盤に読み書きするので、容量あたりの値段が安い反面、衝撃に弱いです。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
出典:平成22年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問18
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 科目A 問9:ドライブバイダウンロードの問題(ハードディスク)
- 令和元年度 秋期 午前 問36:動的解析に該当するもの(ハードディスク)
- 平成30年度 秋期 午前 問78(ウイルス)
- 平成30年度 春期 午前 問36:ドライブバイダウンロードの問題(ハードディスク)
- 平成28年度 秋期 午前 問80(ウイルス)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)