第40回 午後 問160
給食経営管理論
事業所給食における栄養・食事計画のためのアセスメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1利用者の嗜好を、高血圧の有所見者割合から把握する。
- 2BMIの分布を、年齢階級別人員構成表から把握する。
- 3給食の摂取量を、栄養出納表から把握する。
- 4料理の選択状況を、販売データから把握する。
- 5利用者の生活習慣を、顧客満足度調査から把握する。
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✓ これが正解4料理の選択状況を、販売データから把握する。
解説
料理の選択状況は、販売データから把握できます。
事業所給食で栄養・食事計画を立てるときは、利用者の性・年齢、身体状況、食習慣、嗜好、給食の利用や摂取の状況などをアセスメント(計画のための情報収集と評価)します。知りたい情報と、その情報が実際に含まれる資料を正しく結びつけられるかが判断の軸です。
販売データには、どの料理が何食売れたかが日ごと・料理ごとに記録されています。複数献立や選択食の施設では、販売データを見れば、利用者がどの料理をどれだけ選んでいるかを数字でつかめます。したがって、料理の選択状況を販売データから把握するという記述が最も適当です。
ほかの情報も、それぞれ専用の調査や記録から得るものです。資料に何が書かれているかを思い浮かべ、知りたい情報がそこに本当に含まれているかを確かめると、組合せの誤りに気づきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1利用者の嗜好を、高血圧の有所見者割合から把握する。:高血圧の有所見者割合は健康診断の結果から分かる身体状況の情報で、料理の好みは表しません。利用者の嗜好は、好きな料理や味付けを尋ねる嗜好調査などで把握します。
- 2BMIの分布を、年齢階級別人員構成表から把握する。:年齢階級別人員構成表から分かるのは、性・年齢ごとの人数です。BMIを計算するには身長と体重が必要なので、その分布は健康診断の結果などから把握します。
- 3給食の摂取量を、栄養出納表から把握する。:栄養出納表は、使った食品の量から給与した栄養量を集計する帳票で、提供した側の数字です。利用者が実際に食べた量は、残菜の調査や摂取量の調査で把握します。
- 5利用者の生活習慣を、顧客満足度調査から把握する。:顧客満足度調査は、料理の味やサービスへの満足の度合いを尋ねるものです。運動や睡眠、飲酒などの生活習慣を把握するには、生活習慣に関する質問紙調査などを用います。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問160(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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