第40回 午前 問61
食べ物と健康
酒類に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1清酒の発酵形式は、単行複発酵である。
- 2ビールの発酵形式は、並行複発酵である。
- 3ウイスキーは、果実酒を蒸留して作られる。
- 4梅酒は、蒸留酒に分類される。
- 5本みりんは、混成酒に分類される。
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✓ これが正解5本みりんは、混成酒に分類される。
解説
本みりんは、焼酎などに原料を加えてつくる混成酒です。
酒類は、発酵のしかた(単発酵・単行複発酵・並行複発酵)と、製法による分類(醸造酒・蒸留酒・混成酒)で判断します。本みりんは、蒸したもち米と米こうじを焼酎やアルコールに加えて熟成させてつくるので、蒸留酒などに原料を加えてつくる混成酒に分類されます。
ほかの記述は、発酵形式か分類が入れ替わっています。清酒は糖化と発酵が同時に進む形式、ビールは糖化を先に済ませてから発酵させる形式です。ウイスキーは穀類の発酵液を蒸留した酒で、梅酒は蒸留酒に梅を漬けた酒です。
したがって、本みりんは混成酒という記述が適当です。並行複発酵は清酒、単行複発酵はビール、単発酵はワインと、代表の3つで覚えておくと発酵形式の問いに対応しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1清酒の発酵形式は、単行複発酵である。:清酒は、こうじかびによるでんぷんの糖化と、酵母によるアルコール発酵が同じタンクの中で同時に進む並行複発酵です。糖化を終えてから発酵させる単行複発酵ではありません。
- 2ビールの発酵形式は、並行複発酵である。:ビールは、麦芽の酵素で先にでんぷんを糖化して麦汁をつくり、その後で酵母により発酵させる単行複発酵です。糖化と発酵が同時に進む並行複発酵は、清酒の形式です。
- 3ウイスキーは、果実酒を蒸留して作られる。:ウイスキーは、大麦麦芽やとうもろこしなどの穀類からつくった発酵液を蒸留し、樽で熟成させた蒸留酒です。果実酒(ワイン)を蒸留してつくるのはブランデーです。
- 4梅酒は、蒸留酒に分類される。:梅酒は、焼酎などの蒸留酒に梅と糖類を漬け込んでつくる混成酒(リキュール類)です。蒸留酒そのものではなく、蒸留酒に原料を加えて香味をつけた酒にあたります。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問61(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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