平成27年度 春期 午前Ⅱ 問2
情報セキュリティ対策
デジタルフォレンジックスの問題
インシデントの究明やシステム監査にも利用できる,証拠を収集し保全する技法はどれか。
- アコンティンジェンシープラン
- イサンプリング
- ウディジタルフォレンジックス
- エベンチマーキング
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✓ これが正解ウディジタルフォレンジックス
解説
証拠を収集し保全する技法は、デジタルフォレンジックスです。
デジタルフォレンジックスは、不正アクセスや情報漏えいなどが起きたときに、コンピュータやネットワークに残された記録を集めて保全し、分析して、証拠として使える形に整える技法です。見分ける軸は、設問の求める証拠の収集と保全という目的です。集めた記録は、後から改ざんされていないことを示せるように扱う必要があり、そのための手順や道具をまとめてこの名前で呼びます。インシデントの原因究明だけでなく、システム監査で監査証拠を確保する場面でも使えます。証拠の収集と保全という言葉が出たら、この技法を思い浮かべると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコンティンジェンシープラン:コンティンジェンシープランは、災害や障害などの緊急事態が起きたときに、業務をどう継続し復旧させるかを前もって決めておく計画です。事態への備えの計画であって、証拠を集めて保全する技法ではありません。
- イサンプリング:サンプリングは、母集団の中から一部を抜き出して調べ、その結果から全体を推し量る方法です。監査でも使われますが、何をどれだけ調べるかの選び方の話であり、証拠を保全する技法ではありません。
- エベンチマーキング:ベンチマーキングは、優れた他社などのやり方や成果を目標の指標にして自社と比べ、改善につなげる手法です。比較して改善点を見つけるためのものであり、インシデントの証拠を集めて保全する技法ではありません。
この問題の用語
- デジタルフォレンジックス起きた出来事の証拠を、変えないまま集めて調べる手立て(古い表記はディジタルフォレンジックス)。後から証拠として使えるよう、扱いの筋道を記録に残します。
- サンプリング全体から一部を抜き出して調べ、全体の傾向を推し量る方法です。全部を調べるより手間が少なく、品質管理や監査、統計調査で使われます。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- 証拠あとから事実を確かめられるように残した記録のこと。法的な場面で使えるように集めて保管し調べる手順を、デジタルフォレンジックスと呼びます。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問2:システム管理基準に関する問題(システム監査)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問1:“監査プログラム”の定義(証拠)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問5:試査に関する問題(サンプリング)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問20(インシデント)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問20(インシデント)
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