令和2年度 10月 午前 問20
コンピュータ構成要素
DRAMの特徴
SRAM と比較した場合の DRAM の特徴はどれか。
- ア主にキャッシュメモリとして使用される。
- イデータを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
- ウメモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
- エメモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。
答えと解説を見る
✓ これが正解ウメモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
解説
DRAM はセル構成が単純でビット当たりの単価が安いです。
半導体メモリの二つの代表である DRAM と SRAM は、記憶素子の作りが違います。設問は SRAM と比較したときの DRAM の特徴を問うており、ですから、記憶素子の構造の違いと、そこから導かれる値段や役目の違いという二段で見分けます。DRAM は、1 ビットを表すのにトランジスタとコンデンサの組合せという単純な構成で作れるので、同じ面積により多くのビットを集積でき、その結果ビット当たりの単価が安くなります。安さと大容量が持ち味なので主記憶に向いています。一方、SRAM はフリップフロップという少し複雑な回路でビットを保持するため、電源が続く限り書き直しなしに保持できて速いのですが、面積が大きくビット単価が高くなり、CPU 近くのキャッシュメモリなど比較的小さな容量で速さを要する場所に使われます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア主にキャッシュメモリとして使用される。:主にキャッシュメモリとして使用されると書かれています。これは高速に読み書きできる SRAM の使いどころの説明で、CPU の近くに小容量で置く用途を指しており、単純なセルで大容量に向く DRAM の性格とは合いません。
- イデータを保持するためのリフレッシュ又はア…:データを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要だと書かれています。これはフリップフロップで保持する SRAM の性質で、コンデンサに電荷を蓄える DRAM は電荷が抜けていくため周期的なリフレッシュが必要です。
- エメモリセルにフリップフロップを用いてデー…:メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存すると書かれています。これは SRAM の記憶素子の作り方の説明で、DRAM はトランジスタとコンデンサの組合せで 1 ビットを表すので、この記述は DRAM の特徴ではありません。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問20
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)