平成22年度 春期 午前 問7
ソフトウェア
HTMLに関する問題
HTML だけでは実現できず,JavaScript を使うことによってブラウザ側で実現可能になることはどれか。
- アアプレットの使用
- イ画像の表示
- ウサーバへのデータの送信
- エ入力データの検査
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✓ これが正解エ入力データの検査
解説
値を読んで判断する入力データの検査だけです。
この問いは、ブラウザの中で誰が何を担っているかという役割の切り分けを聞いています。HTML は文書の構造を置くための言葉で、要素をひとつ書けばその場所に何かを配置できます。これに対して JavaScript は振る舞いを与える言葉で、値を読む、条件で分ける、結果を画面に返す、といった手順を書けます。ですから四つの候補を、要素をひとつ置くだけで済むのか、それとも読んで判断する手順が必要なのか、という 1 本の物差しで仕分ければ決まります。正解は入力データの検査です。利用者が打ち込んだ値を取り出し、長さや形式が決まりに合っているかを判断し、外れていれば知らせる、という一連の処理が必要で、当時の HTML では、要素を置くだけでは書けません。ブラウザ側で先に弾けば通信の往復が減り、利用者にもその場で結果を返せます。ただしブラウザ側の検査は利用者の手元で止められるので、守りとして頼り切ることはできず、サーバ側でも同じ検査をあらためて行います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアプレットの使用:当時の仕様では、埋め込み先を示す要素を書くだけで外部のプログラムを貼り付けられました。置き場所とありかを指定する記述で足りるので、振る舞いを書く言葉を持ち出す必要がありません。
- イ画像の表示:画像は、表示する場所とファイルのありかを示す要素をひとつ書けばそのまま出せます。読んで判断する手順がどこにも必要ないため、構造を置く言葉の範囲だけで完結します。
- ウサーバへのデータの送信:入力欄をまとめる要素と送信のボタンを置けば、あて先と方式を指定して送り出せます。送り出すこと自体はブラウザが標準で備えている働きなので、手順を書き足さなくても実現します。
出題当時の情報です(現在との違い)
出題当時のHTMLの前提です。HTML5(2014年勧告)以降は required・pattern 属性で、簡単な入力検査ならHTMLだけでもできます。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問7
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